はるな愛さんから毎年届く支援クリスマスプレゼント

── 大変さを感じないほど充実していると。
若林さん:そうなんです。私は人が喜ぶことが自分の喜びになるので、支援品応募者の状況把握も苦じゃないですし、企業さんもラクじゃないなか支援品を提供してくださっているので、それが本当に困っている人につながっていると思うとうれしいんです。毎月イベントの内容を決めて出演者を手配するのも自分で行っているのですが、周囲の協力者をみんなに知ってもらいたいし、それでさらにいい支援ができると思うとやりがいがあります。初期にこども食堂に来ていた方が「あのころはお世話になりました」と、レストランに遊びに来てくれることもあります。
── タレントのはるな愛さんが、テレビ番組の企画でレストランを訪れたことがあるそうですね。
若林さん:はるな愛さんは、ご自身でもこども食堂の活動をされているご縁で、2023年に地元のテレビ番組を通して子育て応援レストランの活動を見に来てくださいました。そこで連絡先を交換させてもらい、LINEのやり取りをするようになったんです。
私のレストランの一角にはリサイクルコーナーがあり、サイズアウトした子どもの洋服などの寄付品を次の世代に役立ててもらうようにしています。そのコーナーを見たはるな愛さんが「これ、うちの店でもやりたい」と言って、数か月後にはすぐにオープンしていました。その後、私が上京した際にはるな愛さんのお店を訪ねて子ども服を寄付させてもらったんです。また、毎年12月には、ひとり親ファミリーを150世帯(約500人)招待するクリスマスイベントを開催しているのですが、そこにはるな愛さんからプレゼントと動画が届くなど交流を続けさせてもらっています。彼女の行動力や連絡のスピーディーさには驚きますし、見習わなくてはと思います。