準備の時間は無理やり捻出も「おかげでタフになりました」

── 月曜日から木曜日までの生放送と、ほかのお仕事もあるなかで、どのように時間を捻出されているのですか?

 

山崎さん:半ば無理やりですね(笑)。移動しながらYouTubeでアーティストの方のMV見たり、入浴しながら次にお迎えするゲストの小説を読んだり、髪の毛を乾かしながら過去のインタビューの記事を読んだり…。高校と大学でグループの仕事と学業を両立していたときに、細々したタイミングに勉強やダンスの練習をしていたので、すきま時間を見つけるのは慣れているんです。おかげで、タフになりました。

 

山崎怜奈
友人と温泉で束の間の休息。すっぴんでビール!も美しい山崎さん

── 最近では、バラエティー番組や報道番組でも活躍されていますね。

 

山崎さん:基本的にスケジュールが許す限り、なんでもやってみたいと思っています。信頼している人が「やってほしい」と言ってくれるのならば、トライしてみたいと思うんです。

 

報道番組に出演するようになったのも、周りの方が背中を押してくれたことがきっかけでした。2022年にグループを卒業する少し前、参議院選挙の特番のオファーをいただいたんです。その話を聞いたとき、当時のスタッフの方々に「どう思いますか?」と質問したら、「独り立ちした後の活動のことを考えると、すごくいい機会だと思う」と言ってくださって。その言葉で、勇気を出してやってみようと思えました。そこから、TBS系の『サンデー・ジャポン』や日本テレビ系の『ウェークアップ』など、ほかの報道番組のお仕事にも繋がっていきました。

 

── 報道番組は、ラジオやバラエティー番組とは違った苦労がありそうですね。

 

山崎さん:準備の量はかなり必要ですね。まずは日々、新聞などの報道をチェックして、世の中で起きていることをキャッチします。そのうえで、番組でそのテーマを扱うかどうかにかかわらず、1つのトピックに対して「自分はどう思うか」を必ず考えるようにしています。結果的に、それが自分のためになっていると感じます。

 

たとえば、選挙に行くときに世の中のことを知らないと、誰に投票したいのか判断ができないですよね。報道番組に出演したことが勉強のきっかけでしたが、自分のためにも世の中のことをもっと知りたいと思うようになりました。