2022年7月に乃木坂46を卒業し、現在は3本のラジオ番組でパーソナリティーを務める山崎怜奈さん。テレビ番組での討論が話題になるなど、テレビのバラエティー番組や報道番組でのキレのあるトークも注目を集めています。(全2回中の2回)

現役アイドル初の昼帯ラジオパーソナリティーに

── ハードな日々を乗り越えて、慶応義塾大学に進学。大学卒業後の2020年10月には、現役アイドルとして初めて、TOKYO FMの昼の帯ラジオ番組『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(以下、ダレハナ)のパーソナリティーに抜擢されました。

 

山崎さん:もともとラジオ好きだったのですが、聴いていたのはTOKYO FMの『SCHOOL OF LOCK!』といった学生向けの番組や、深夜番組がメインでした。私が通ってきた番組と昼のFMラジオって、文化が全然違うんです。だから、オファーをいただいたときは本当に驚きました。すごく感慨深い出来事だったので、当時のスポーツ紙の記事を写真に撮って今でも残してあります。

 

山崎怜奈さん
冠番組ももち、ラジオパーソナリティーとして長く活躍する山崎さん(Instagramより)

── 番組では、お笑い芸人やミュージシャン、文化人など、幅広いゲストを招いていますが、迎える側として意識していることはありますか?

 

山崎さん:私自身、高校生のころから芸能の仕事に携わってきたなかで、プロモーションやゲスト出演などでインタビューされる側の経験もたくさんしてきました。そのときに、事前に調べるなどして私に興味を持って話を聞いてくださる方と、そうではない方とでは、熱量がまったく違うのがどうしても伝わってくるんです。「自分なんてまだまだ知られていないな」と、ヘコんだりすることもありました。だから、私がゲストをお迎えするときには、せっかく時間をつくって来てもらっているのだからいい時間にしたい。そのための準備は欠かさないようにしています。