子どもの時間はあっという間だから
── 長女・美空さんは高校生で日本代表に選出され、女子バレーを背負う有望選手として期待されています。バレーを始めたばかりの弟妹から見るとスターのような存在では?
大友さん:本当にそうみたいです。先日、美空が出場したアジア選手権の試合も家族みんなで視聴していたら「美空かっこいい!」「サーブがすごい!」とめっちゃ子どもたちが盛り上がっていましたね。美空は家だとおっとりのんびりしているタイプなので、キビキビと動く試合中とのギャップにも驚いていました。その後に美空が帰宅したときは、弟妹がみんな「お姉ちゃんリスペクト!」みたいになっていましたから。自慢のお姉ちゃんみたいです。
── 美空さんの進路、それから3人のお子さんたちの将来も楽しみですね。
大友さん:子どもの時間って、本当にあっという間に過ぎていきますよね。小さかった美空がもうすぐ高校を卒業することを考えると、今はまだ小学生の子どもたちもすぐに大人になってしまうんだろうなとしみじみ思います。
だからこそ一緒にいられる時間を大事にしたいし、子どもたちの試合の応援やサポートをここからもっともっとしてあげたいですね。
PROFILE 大友愛さん
おおとも・あい。1982年、宮城県出身。中学からバレーを始め、高校3年時には世界ユース選手権で優勝。2000年、NECレッドロケッツに入団し、翌年には全日本代表に初選出される。04年、アテネ五輪に出場。結婚、長女の出産を経て08年に復帰。ロンドン五輪で銅メダルを獲得。現在は4児の母。
取材・文/阿部花恵 写真提供/大友愛 撮影・衣装協力/(株)ATEYAKA