現在は経営者として活躍する元歌舞伎町No.1キャバ嬢の愛沢えみりさん。葛藤の末、出産を公表した理由と、育児と仕事の両立は「経営者としてよかった」と話す理由を伺いました。(全4回中の1回)

「隠れて生活するのは自分らしくない」

── 去年、娘さんを出産していたことをInstagramで先日公表しました。どんな思いで皆さんに伝えようと思いましたか。

 

愛沢さん:プライベートのことは公表しなくてもいいと思っていたのですが、子どものこととなると、出かける時にも大変で。「なんで私、こんなに隠れて生活しているんだろう」と思うようになってきました。

 

愛沢えみりさんと娘
「美しすぎる親子!」娘さんが新生児の頃に撮影した2ショット

長年、インフルエンサーとしてSNSを使って仕事をしているのでよくわかるのですが、載せないということもひとつの形だということは感じていました。ただ、コソコソと日常生活を送るのが自分らしくないなと思って、公表することを決めました。子どものことではなかったら、お伝えしていなかったと思います。

 

── 自分から発信せずに、報道が先に出る場合もありますよね。

 

愛沢さん:はい、それが嫌だなと思ったのと、よくよく考えたら、特に隠すことでもないと思ったんです。ただ、どう伝えるかはすごく悩みました。結婚もしていないですし、そういうところをいろいろ言われるのもどうなんだろうと。自分のことはいいのですが、子どもが言われるのはつらい。でもこのまま隠し通して生きていくのも違う…。葛藤はあったのですが、ありのままを伝えることにしました。

 

── 今の時代、個人がコメントやSNSなどで意見を気軽に発信できるので余計に悩みますね。

 

愛沢さん:私も公表する前は、嫌なイメージの方が大きかったのですが、お伝えしてからはあたたかいメッセージが多くて驚きました。ママになったということの大きさを改めて感じるのですが、出産を経験した者同士で、ひとつの強い絆のようなものがあるんですね。今では応援していただくことが多くて、嬉しいです。

子育てが経営者として活きていること

── 出産後も、子育てと仕事を両立されています。

 

愛沢さん:実はぜんぜんうまく両立できていないんですが、出産を経て、これまでの私は365日24時間、すべてを仕事に使っていたんだということに気がつきました。仕事が生活で、人生が仕事だったなと。

 

子育てをしていると、スケジュール調整もそうですが思うように仕事ができなくなって、最初は焦っていました。ただ、目の前にいるこの子はとってもかわいい。どうしようと戸惑っていたのですが、だんだんと慣れてきて、今では限られた時間を大切にするようになりました。妊娠中から仕事を辞めるという考えはなかったので、どうやって子どもとの時間を作っていくかを考えています。