海外初体験の母親を連れてのイタリア旅行。しかも期間はたったの2日!?何かが起きないはずがない!イラストレーターのなかきはらあきこさんが家族との珍道中を綴った注目のコミックエッセイ『たった2日でイタリア旅行』をお届けします。
「犯罪の瞬間を目の当たりに!?」人は驚くと声すら出ないのか
母の突然の思いつきから始まったたった2日のイタリア旅行。初日はバチカン美術館を観光することにしました。
問題は、母が防犯対策を何もしないままに、40万円という大金を持ってきていること。楽しいはずの観光初日から、なかきはらさんに緊張が走ります。しかし、久々に集まった家族3人。旅行という開放感もあり、次第にリラックスし始めたところで…。
そう、スリです。なかきはらさんが喜んで母に話しかけると、見知らぬ女性が母のポーチに手をかけているではありませんか。
人はあまりに衝撃的な物事に直面すると何も言えなくなってしまうものなのでしょうか、なかきはらさんは驚きのあまり声がでなかったそうです。
しかも相手はすごく普通の女の子、なかきはらさんの驚く顔に気付き、人ごみのなかへ逃げて行ったのでした。
PROFILE なかきはらあきこ
鹿児島県出身。娘2人と夫の4人家族。30歳の頃、脱サラしてイラストレーターに。コロナ禍にずっと描きたかった日常漫画を描き始めました。ブログ「なかきはらの腹ん中」では子供や夫婦の日常を描いています。日常のちょっと笑えるトラブルや何気ない気づきを発信中。
構成/可児純奈