13年の交際を経て結婚したANZEN漫才あらぽんの妻・嫁ぽんさん。なかなか子どもに恵まれず不妊治療を開始した最中に子宮筋腫が見つかったと言います。(全3回中の2回)
妊活を頑張ろうと思った矢先に
── 2020年8月に第一子を出産されました。不妊治療もされたそうですが、病院に行こうと思ったきっかけは何かあったのでしょうか?
嫁ぽん:夫婦で保険の見直しをしてもらったときですね。私たちは13年付き合って、いつ子どもができてもいいと思い、同棲を経て結婚しました。保険の担当者に、「まだ子どもがいない」といった話をしたら、不妊治療も適応される保険があると言われたんです。あぁ、そうかと。自分たちは意識してなかったけれど、世間から見たら、これは不妊と思われることなんだと、はたと気づきました。
── 当時、おいくつくらいだったのでしょうか?
嫁ぽんさん:当時私が31、2歳だったので、この先出産年齢も考えるようになりました。自分でも子どもが早く欲しくなっていろいろ情報収集をし始めたときに、生理が2週間遅れたんです。妊娠検査薬を使っても妊娠判定が出なかったのですが、もともと生理痛が酷かったこともあって、この機会に自分の体を見てもらおうと婦人科を受診しました。
── 結果はいかがでしたか?
嫁ぽんさん:それが…10センチくらいの子宮筋腫が見つかったんです。エコーで検査しても、筋腫が邪魔をして卵巣が見えない。排卵しているかわからないと医師に言われて、赤ちゃんができにくい可能性があると告げられました。筋腫はすぐにとってもとらなくてもいいと説明されましたが、この先を考えて手術を選択しました。ただ、妊活を頑張ろうと思っていた矢先の出来事だったので、精神的にはかなりショックで。主人の前でかなり泣きました。
その後、手術は無事に終了。術後半年間は妊活を休むように言われていたので、半年過ぎたその日に、不妊治療専門のクリニックに行きました。これ以上、自然妊娠を望んでも時間ばかり過ぎると思ったんです。
── クリニックには、別日に旦那さんもひとりで行かれたそうですね。スムーズに受診されましたか?
嫁ぽんさん:はじめは男性ひとりでクリニックに行くことに迷いがあったみたいです。でも、私が子宮筋腫の手術をした病院に定期検診で通っていたときに、夫婦で来ている人たちがすごく多かったんです。日によっては、私以外は全員夫婦で来ていた日もあって衝撃だったと話をしたら、ちょっと安心したようですね。
また、事前に自分で精子の状態を調べるアプリ…精子の濃度や運動率がわかるアプリでチェックしていましたが、結局、自己判断だとわからないと。私が子宮筋腫の手術をしてグッタリした姿も目に焼きついていたらしく、自分も何かしないといけないと気持ちが固まったようです。
主人がひとりでクリニックに行って帰ってきたときの第一声は「いやぁ、こんな感じか」と。結果も特に問題なかったし、恥ずかしさもなかった。もっと早くいけばよかったと言ってましたね。