夫の移籍で、国内外の引越しが多いモデルの中村明花さん。子育てがしやすかったという海外生活や、夫でサッカー選手の細貝萌さんとの家事や子育ての分担について伺いました。(全2回中の2回)
もっとも思い出深い場所は
── 夫でサッカー選手の細貝萌さんの移籍にあわせて海外、国内でも様々な場所で生活されていますが、子育てや仕事はどのようにされていますか。
中村さん:今は夫の地元の群馬県で生活しているので何かと夫の両親に頼って助かっています。海外生活では娘を連れていろいろなところに出かけましたが、コロナで学校も行けない期間は、娘はほとんど家にいましたね。
海外では娘と向き合える時間が多くて、料理や工作などを毎日一緒にしていたんです。娘が大きくなってきたのもありますが、日本に帰ってきてからは学校や習いごと、私もお仕事があって。最近娘から「日本に来てからママ、お料理を一緒にしてくれなくなったね」と言われて、「ごめん」って思いました。
日本にいると時間がなくて。早く寝かせて早く起こさなきゃと思ってしまうと、料理もさっさと作らなきゃいけないし、なかなか一緒に料理もできないんです。日中は家でする家事もたくさんあるので、レシピを書く仕事などは娘が寝てからしています。夜だと静かで集中できるので夜に作業をすることが多いです。
娘を雑誌の撮影現場に連れていくこともあります。最近だと家族で一緒に撮影してもらうこともあって、それだと一緒に連れて行けますし。娘は小さい頃から大人と話す機会が多いのですごく場慣れしている感じがあります。
── 海外生活で特に思い出深い場所はどこですか。
中村さん:やっぱりタイです。娘を連れて電車に乗ると「どうぞどうぞ!」とみんな立ってくれるんです。外食に行っても店員さんが、「あなたたちはゆっくり食べてね」と言って子どもと遊んでくれます。最初は私たちに気を使ってくれているのかなと思ったんですが、よく見てみるとみんな子どもが大好きだということがわかりました。
タイのブリーラムは田舎町で外国人が珍しいのもあり、皆さん私たちのことを覚えてくださって。親切にしてもらって生活しやすかったです。カフェに遊び場がついているような施設も多くて、娘を外に連れていきやすい環境でした。
── 最高ですね!
中村さん:日本だと周りの目もあって、お店では静かにしなきゃいけないし、皆さんに迷惑をかけてはいけないというのがあるので、友達とご飯に行くとしても個室を探すなどしますよね。でもタイはどこへでも子連れで行けました。美味しいご飯を食べているときに、子どもにうるさくされて嫌な気持ちもわかるのですが、タイでの子育ては本当に子ども天国という感じでした。