休日にするか、しないか。それが家計破綻におちいるかどうかの分かれ目です。そう話すのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。いったい休日に夫婦で何をすべきなのか聞きました。
「夫婦仲良くショッピングセンター」がダメな訳
家計相談をするお客様のなかには、休日になると夫婦別行動という方もいます。ある夫婦の場合は、パートナーは野球好きで自分は某アイドルの追っかけと趣味が異なり、結果的に互いに趣味でつながる友人と行動していました。
土日をどう過ごすかは個々の自由です。必ずしも、パートナーと行動をともにする必要はありません。
しかし、家計的にはどうでしょう。夫婦が別々の物事にお金を使っていたら、支出はダブルでかかります。負担が重くなるのは避けられないでしょう。
家計にやさしいのは、休日を一緒に過ごす夫婦です。ただ、行動をともにするだけでは家計負担は軽くなりません。むしろ、一緒にいることがマイナスに働く場合もあります。
典型的なのが、夫婦で近場のショッピングセンターに出かけるケースです。
休日になると「今日どうする?」、「用はないけど、ショッピングセンターにでも買い物に行こうか」「そうね、遠出はお金かかるし、家にいても暇だしね」といった会話から始まるでしょう。
店内を夫婦でブラブラ。買う気はなくても、商品を見ていると欲しくなって、ついレジへ。気づけばお昼でランチをとり、歩き疲れたらカフェでひと休みと、出費はかさんでいきます。
結局、近場のショッピングセンターならお金はかからないと思って足を運んだつもりが、1日の支出がレジャー費より高くなってしまう。