モラハラ男、浮気男、恋で痛い目にあったまま30歳を迎えた柚(ゆず)は、後輩から頼りにされる自他ともに認める強い女に。男性に甘えられない、私はひとりでも生きていける。ずっとそう思っていたのに彼女の人生観を変えたのは5歳年下の夫・奏多(かなた)でした。
誕生日の日に後輩に誘われ参加した合コンで出会った奏多。歳の離れたメンバーのなかで打ち解けられずにいた柚でしたが、奏多とだけは違いました。お互いにどこかで会った気が…と思っていたところ、過去に柚子は奏多がアルバイトしていたレストランの常連客だったのでした。
「今日が誕生日だった」と聞き、突然立ち去った奏多が戻ると手には花束のプレゼントが。過去の恋愛から自分は価値のない人間なんだと思っていた柚は、男性からの気持ちがこもった初めてのプレゼントに思わず涙を流しました。
しかし、その後の奏多からの「お付き合いしてください!」という突然の告白に「ごめんなさい」と返答してしまう柚。新しい恋に踏み込めない柚の過去とは…。
酸いも甘いも経験したオトナ女子が、甘えられる相手に出会うまでを描きます。
第25話「服ダサいよね」デートでの彼の第一声に感じた違和感
初めてのデートに緊張していた柚に「ダサい」と放った先輩。ひどいことを言われても、「可愛いんだから」という言葉に浮かれて、一瞬よぎった違和感をスルーしてしまいました。それ以外にも先輩の束縛の激しさを聞き、友人は心配するのでした。
作/おみき