超がつくほどのマイペースな愛田家の長男。本当にマイペースなだけ?それは2歳、3歳と歳を追うごとに不安が疑問へと変わっていき…。
グレーゾーンの息子くんを育てる日々は初めてのことだらけで、戸惑いの連続。同じ境遇をもつ家族の励みになるよう、作者自身のリアルな体験を漫画に綴ります。
ずっとわが子の発達に不安を抱えてきた愛田さんは、夫や現役保育士の実母にも相談しますが「考えすぎだ」と一蹴され、すっかり落ち込んでいました。
そんななか、息子くんは「どうせ落ちる」と思っていた幼稚園の面接に合格!幼稚園生活は幸先よくスタートしたかに見えましたが、慣れない新生活のストレスから息子くんの癇癪が再発してしまいます。
幼稚園の参観日をきっかけに「息子くんは他の子とちょっと違うかも」と夫が認めてくれたことで、自分の気持ちを理解してくれたことを嬉しく思う一方、過去の自分の言動を振り返り、とあることに気づいて──。
第41話「私の役目を取らないで!」限界育児がもたらした謎の使命感
「私の肩書きは漫画家から母親だけになったんだ」…そんな思いもあり、母親としての役割を果たすことに必死だった愛田さん。その使命感が結局、夫に育児に関わる機会を失わせ、自分の首を絞めていたかもしれない。「もっといろいろ頼めばよかった」と後悔の念が頭をよぎるのでした。
作/愛田ぱん