困った…車社会なのに免許がない!
── 鶴岡では、どこにお住まいなのですか?
前田さん:妻の実家の敷地内に昔使っていた家があって、今はそこで暮らしています。玄関をガラッと開けると、義理の両親が住む実家の勝手口まで10歩くらいで行ける距離なんですよ。今年の冬ごろには新しく家を建てる予定です。
── 鶴岡での生活は実際どうですか?
前田さん:鶴岡市は車社会だということを実感しています。でも、僕はずっと都内暮らしで免許を持っていないんです。だから、車が運転できないとやっぱり不便ですね。妻もペーパードライバーですし(笑)。今は車を2台所有している義理の両親にサポートしてもらっていますが、早く免許を取ろうと考えています。
また、冬は雪かきが欠かせません。移住して初めて知ったのですが、雪の下に溶けた雪が固まった厚い氷ができるんですよ。鉄の棒やクワ、ツルハシなどでそれを叩き割ったりもします。暮らしてみて初めて、「雪かき」の奥深さを知ることができました。
子どもはスキーウェアを着て雪道を登校
── お子さんはどうですか?ご長女は雪のなか小学校に通っているのですか?
前田さん:雪の時期は、上下スキーウェアを着て登校しています。雪道は除雪車が走っていて、道の両サイドに雪が高く積もるんですね。子どもだけだと危ないので、僕や妻が学校まで一緒に徒歩で送迎をしています。
── 雪が降っていない時期と比べると通学時間も倍くらいかかりますよね。
前田さん:都内の小学校だと、同じ通学路の子が何人かいると思うんですけど、私たちが住んでいる地域は通学区の端のほうで、けっこう歩きますね。
── 逆にたくましくなりそうですね。
前田さん:高校生になるともっと学校まで遠くなるそうで、妻によると、高校生はみんな普通に自転車で登校しているらしいです。雪道を自転車でこいで行くのはすごいと思います。