これまで食べたチョコ菓子の総数が6400を超えたと話すちえころさん。どんだけチョコ好きなのか、と話を聞くまでは思っていたところ、食べ始めたきっかけも、その後のハマり具合も、仕事への効果さえも想像とは異なる展開でした。
友人の誕生日会で生まれた私の趣味
6年前の友人の誕生日会。「今年こそ何か始めたいよね」という話題になり、ふっとわれに返ったと話すちえころさん。
「友人の話を聞いていて、それまでずっと同じ会社に勤めていて、とくに変化はなく、これといった趣味もない。仕事自体は好きだけど、仕事しかしていなかったことに気づかされました」
趣味のような、日々を楽しめるものがあれば…とうっすらと思っていたちえころさん。でも、長続きしない性格もあって、無趣味だったそうです。
「読書は趣味といえばそうなんですけれど、仕事の延長線上。役立つから読んでいる感じで。何かをコツコツ続けるのが苦手な性格です。誕生日会での友人の発言は、改めて考えるきっかけになりました」
“1年間に1つのテーマで1000種類のことができたら景色が変わるかもしれないね”と言われて、ちえころさんは何ならできるだろう?と逆算し始めます。
「食べることが好きだったので、何かを食べることにしようと。それまで趣味=役立つものと考えていたけれど、とにかく楽しめるものを考えました。
1000種類を1年で極めるとなると、1日あたり3つ食べられるもの。しかも季節を問わず、どこでも手に入るもの。小分けにできるもの、小さいもの…と次々と、連想しながら何を食べるか、頭をめぐらせました」
そこで思いついたのが「チョコ(チョコ菓子も含む)」でした。コンビニでも、スーパーでも、百貨店でも売っていて、小さくて、どの時期でも手に入る、まさにちえころさんが続けられる条件にピッタリ。
「1年で1000種類食べる道筋を考えても、楽しむ意味でも、“チョコなら”って思えました。味もダークからミルク、クッキーが入っているなどバリエーションがあるから飽きない。
誕生日会の席で宣言したら、“それ達成できたら、来年、ご飯おごるよ”と言われて、さらにテンションがあがった感じでした」