チョコを食べる習慣で仕事力もアップした訳
帰り道にさっそくコンビニで、“明治の板チョコ”のミルク、ホワイト、ブラックチョコレートを購入。
「ただ、1000種類食べた証明をしないといけないと思って、記録を残そうとブログも開設しました。
ブログの立ち上げには心が折れそうになりました。コードとかも勉強したのですが、Twitterの埋め込みに最初はてこずって…。それからチョコを買う、商品を撮影する、食べる、ブログに書く日々が始まりました」
ブログ作業は最初の一部を除き、スマホがあればできることで、ほとんど負担にもならなかったそう。
「スマホがあれば旅先でもできるし、思い立ったらすぐ動く性格なので勢いで始められてよかったです」
チョコを食べる日々のなかで美味しさ以外の気づきがあり、チョコの世界にハマっていった、とちえころさんは言います。
「最初はすぐにチョコの種類がネタ切れになるんじゃないかと思っていたんですが、ものすごい数の新商品が日々開発されていることに驚きました。
醤油を使った和テイストのチョコだったり、お酒に合うチョコがあることにも気づいたり。
溶けにくくするための試行錯誤や、児童労働に配慮したカカオ原料を選ぶなど、メーカーの思いや努力も知るようになりました。品質管理の徹底や保冷技術など流通のすごさにも実感したり」
チョコレート道を歩み始めたちえころさんは、「チョコレート検定」も受験して上級まで取得。
「食べながら、“この原料はなんだろう”、“どこのカカオだろう”と調べていくのも楽しくなって。それに、ブログで食べた感想を書く際に、“おいしい”だけではつまらない。知識を吸収していろんな表現をしたいと思ったんです。
人に勧めるときも、そのチョコの製造や背景などストーリーを語れると説得力があるかなと」
ただ、毎日、3つもチョコを食べ続ける生活となると、身体に変化が起きたりしないのでしょうか。
「犬の散歩で毎日30分歩いたり、プールに泳ぎに行ったりしています。チョコのせいで太ったとは言われたくないので。
あとは、たとえばひとつの袋に大量に入っていたり、小分けタイプのものは職場や友人に配ってシェアするので、全部食べているわけではないんですよ」
チョコのお裾分けは職場でも好評で、“今度はどんなチョコ?”“お菓子代がいらなくなったよ!”と言われるようにも。
「会議のときもチョコを持参して、ちょっと気分転換の材料にしています。だんだん“チョコの人”と認知されて、自分のキャラとしても定着するように」
さらに、周囲からチョコの情報が入ったり、出張した同僚がご当地チョコをお土産で買ってきたり、コミュニケーションも円滑になったそう。
「最初はオープンにしていなかったのですが、1年後くらいにチョコ好きを公言したことでラクになりましたね。たとえば、チョコの大型イベントがあるときも休暇が取りやすくなったり」
さらに、ちえころさんも想像していなかった驚きの展開も待っていました。