夫は水回りの家事が得意

── 山﨑さんが、最終的に結婚を決めたタイミングはいつだったのでしょうか?

 

山﨑さん:私の仕事の状況が大きく変わったことです。つき合い始めて1年たったころ、私が「情報プレゼンター とくダネ!」という朝の情報番組に出演することが決まりました。

 

「情報プレゼンター とくダネ!」が始まれば、朝4時には出社して、仕事から帰ってきても次の日に備えて寝る時間が早くなります。彼は芸人の仕事が夜遅くまでかかることも多かったですし、このままだとすれ違いになってしまう。場合によっては、別れにつながることがあるかもしれない…。彼とはこの先もずっと一緒にいたかったから、そのまま不安を話すと、急きょ「結婚しよう」という話になりました。

 

結婚式にて。幸せに満ちた2人の笑顔

── その後、結婚されていかがですか? 

 

山﨑さん:順調ではあったのですが、結婚当初、私はひとり暮らしの延長のような気分でした。子どもがいないこともあり、友達とも自由に遊びたいし、自分の時間を大切にしたいと思っていたんです。

 

── 旦那さんの結婚観はどんな感じだったのでしょうか?

 

山﨑さん:どちらかというと、当時は「女性には家庭を支えてほしい」といったような、昔ながらの古風な価値観があったと思います。

 

また、夫が出張から帰ってきたときに、私は彼の食事について特に気にかけずに、友達と食事に出かけたのですが、私が帰宅したら、夫が不機嫌になっていたことがあったんです。

 

── 旦那さんはなんと?

 

山﨑さん:「長期出張から帰ってきたときくらい、一緒に食事をしたかった」と言われました。そこから家事分担の話にもなり、お互いができること、できないことについて話し合いました。

 

── 旦那さんは家事が得意なのでしょうか?

 

山﨑さん:家事全般、私よりも夫のほうが得意です。そもそも私は、料理があまり得意ではないんですよね…。自然と、夫が得意な水回りを担当してもらい、私は掃除や別のところを担当する。料理はその都度相談したり、無理がない範囲でやれたらいいね、ということで落ち着きました。

 

── 休日はどう過ごされていますか?

 

山﨑さん:お互い自由にプライベートの予定を入れています。夫は予定をたくさん詰めていて、すぐにどこかに出かけて行ったり、休日でもYouTubeの撮影に行くこともありますね。朝ご飯も、2人でゆっくりとることは、あまりないかもしれません。

 

夜ご飯も「今日は後輩とご飯行くね」「わかった」と各自のペースや予定も尊重しながら、お互い縛らず、それくらいがちょうどいいかなと思っています。