娘想いの母親をもつ心優しい主人公。一見その親子関係は穏やかなようにも見えますが、互いが相手を思いやっているからこそ向き合えないこともしばしば。
「毒親」「自立」「恋愛」をテーマとした、福々ちえさんの贈る『息苦しいほどやさしいママと逃げたい娘のお話』。
悩みつつも前進していこうとする主人公、その先にあるのは…?
【第7話】「あなた騙されてない?」過保護な母のひと言に絶句
母から届いていた差し入れをながめながら母とのやりとりを思い出す主人公。私の「大丈夫」はいつも母に通じない。ひとりで始める生活も、彼とのお付き合いまでも…。
たとえ彼の発言に疑問があったとしても、「騙されているんじゃないの?」という投げかけは、信じてもらえていないようで余計に自身をみじめにさせるのでした。
作/福々ちえ