娘想いの母親をもつ心優しい主人公。一見その親子関係は穏やかなようにも見えますが、互いが相手を思いやっているからこそ向き合えないこともしばしば。
「毒親」「自立」「恋愛」をテーマとした、福々ちえさんの贈る『息苦しいほどやさしいママと逃げたい娘のお話』。
悩みつつも前進していこうとする主人公、その先にあるのは…?
【第8話】「ママみたいになりたくない」心配性な母との決別
母は完璧。家事だってできるし、私のことを大切に育ててくれた。だけれど母のようにはなりたくない。
「男なんて口では良い事ばかり言うものだから…」。この言葉は父のことを思いながら言っているの?
だとしたら、その心配は邪魔でしかない。場を上手くおさめながらも、母に共感できずごまかす主人公なのでした。
作/福々ちえ