娘想いの母親をもつ心優しい主人公。一見その親子関係は穏やかなようにも見えますが、互いが相手を思いやっているからこそ向き合えないこともしばしば。「毒親」「自立」「恋愛」をテーマとした、福々ちえさんの贈る『息苦しいほどやさしいママと逃げたい娘のお話』。悩みつつも前進していこうとする主人公、その先にあるのは…?
【第6話】「傲慢になってる…?」幸せな生活に潜む影
いつもクールな職場の教育係・田端先輩。どこかトゲトゲしさを感じるその態度に苦手意識をもつ主人公ですが、そんな自身の考えを「幸せすぎて傲慢になっているのかも」と反省します。
そんないい子でも、突然の母の来訪はやはり憂鬱。
せっかく親元から自立をして生活を始めたのに…。母からの差し入れがドアにぶらさがっていたことで、幸せな"いま"から一気に現実に戻されてしまうのでした。
作/福々ちえ