長女が“ミニお母さん化”して

妊娠中に買い物に出かけたときの1枚

── スマホでの入力が主流となったいまでは、手書きの習慣は価値がありますね。ほかに子育てをしていて喜びはありますか。

 

加藤さん:長女が“ミニお母さん化”しているのが、見るたびに微笑ましいです。次男がもうすぐ2歳になりますが、まだよちよち歩きで、ぶつかって転んでしまうことがあるんです。そんなときは私より先に長女が駆けつけて、「痛かったね。大丈夫だよ」と、抱っこしてあやしてくれて。教えていないのに、どうしたらいいのか自分なりに学んでいるみたいです。

 

私は単純に母親として楽ですし、上が女の子でよかったと、何度も本人に伝えています。「あなたがいないと、2人の男の子を育てるのは無理だったよ」と。長女も自覚しているようで、自分なりに成長していく姿を見るだけで、毎日感動しています。

 

子育てはうれしさと大変さが紙一重ですが、子どもが小さい時期はすぐに過ぎ去ってしまうと思うので、いまのこの幸せを忘れないよう、かみしめたいです。

 

PROFILE 加藤夏希さん

女優。1985年生まれ。1999年にデビュー後、ファッションモデルやドラマ、映画、CM、バラエティ番組など多方面で活躍。3児の母。

 

取材・文/内埜さくら 写真提供/加藤夏希