女性は子どもを産んだら、仕事を辞めて子育てに専念するのが当たり前？
働く女性が少なかった時代「ワーキングマザー」として生きた鈴。彼女の生き方は、育児と仕事の両立に悩む私たちの心を励ましてくれます。保育園全滅で職場復帰を断念した女性が、祖母の生き様に触れて、自分の生き方を見つめ直していくストーリー。作者・芸子さんが、実の祖母を描いた作品です。
父親と末の妹を亡くした悲しみに暮れる暇もなく、終戦を迎えた鈴たち。鈴の兄・武は家族を誘って洋品店を立ち上げ、大繁盛させます。
がむしゃらにやってきたことが実を結びつつある。末の妹を看取ってくれた先生との再会も果たし、前を向く鈴たち一家でしたが── 。
「あぁ〜ヤダヤダ未亡人のくせに」母と子大成功の光と陰
父親との約束を果たす武、お店をそれぞれの立場で盛り上げようとする里と鈴。ツラい時代を経て前を向く鈴たち一家には、応援してくれる人がいます。しかし、事情を知らない人たちにとって一家の大成功はねたましく、噂話の標的にされてしまうのでした。
作／芸子
