「ミルクやおやつは鑑賞前に」赤ちゃんが泣いても慌てないで

── いざ鑑賞を始めるとなると、子どもが途中で「のどが渇いた!お腹がすいた!となったら?」「泣き出したら?」など、いろいろな気がかりが…。

 

Naomiさん:
静かな館内で、想定外のことが起きないか心配ですよね。まずは子どもが快適に過ごせるよう、鑑賞前にコンディションを確認しておきましょう。

 

展示室内の飲食は、基本的にどのミュージアムもNGです。これは大切な作品を守るため。

 

ですから必要に応じて、事前に休憩スペースなどでミルクやおやつを補給してから鑑賞をスタートするほうが安心かもしれません。

 

千葉市美術館の授乳室

また、赤ちゃんが突然泣き出した場合は、いったん展示室を出ても大丈夫です。当日中は再入場できることが多いので、慌てずに展示室内にいる監視員の方に声をかけて、案内をしてもらってください。

 

── ひとりで歩ける子どもの場合、「突然走り出したら?」 という心配もあります。

 

Naomiさん:
作品を破損するようなことが起きたら大事故になるので、それだけは避けたいところですね。

 

子どもたちも静かな館内に足を踏み入れた瞬間に、家とは違う場所だとなんとなく感じるはず。

 

もし言葉のやりとりができる年齢であれば、「ここはみんなで絵を見る場所だから、静かに楽しもうね」「ママやパパから離れず一緒に観ようね」と丁寧に伝えておきましょう。