充実の瞬間は「自分の組み合わせで綺麗な花束を作れたとき」

大変なこともたくさんある花屋さんですが、どういった瞬間に仕事の楽しさを感じるのでしょうか。

 

「やはり花束を作っている瞬間がいちばん楽しいです。季節によって入荷する花がガラリと変わり、日によっても花の開き具合がまったく違います。それを自分で組み合わせて綺麗な花束を作れると、とても充実した気持ちになります。 

 

花束を作るときには、お客様からどのように見えるかを計算して作っています。花束を飾るときにはすぐに輪ゴムを解かず、1~2日そのままの状態を楽しんでもらえると嬉しいですね」

 

みなさんもこれからの季節、花束を渡すことやもらうことがあったなら、その裏側にあるお花屋さんの努力にも目を向けられると、より花々を愛でる楽しみが広がるのではないでしょうか。

 
取材・文/可児純奈