クレームしても対応が適切で「ホレ直した」

ユニクロ愛は「商品を買う」以外にまで及び、ついには株を買うようにまでなったといいます。

 

「投資に興味をもったときがあって、そのときに小口で株式投資を始めました。対応銘柄のなかから、応援の意味を込めてファーストリテイリングの株を買ったんです」

 

その後、小額の株式投資から他の投資に資金を移す関係で株は手放したそうですが、たんなるユニクロ商品好きではない領域に入ったほえさんです。

 

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ただ、ちょっとしたトラブルでユニクロに対してクレームをしたこともあったそうです。

 

「アプリで欲しかった商品を見ていたら近隣店にはなく、少し自宅から遠い店舗で“在庫あり”だったのに、実際に行ってみたら“在庫がない”と言われて。

 

退店後、アプリを開いてみると、まだ在庫あり。試しに注文したら“商品が用意できました”と通知が来たので、さすがに困りました」

 

20時まで対応しているwebでのチャット問い合わせをすることにしたほえさん。

 

「AIチャットではなく、オペレーターとチャットをしました。時間はかかったのですが、文脈に齟齬が起きないよう丁寧な返答がきました。

 

最終的に店舗側がミスを認識されて、店舗責任者から謝罪や事情説明、以降の対応について連絡をいただききました」

 

このやりとり、ユーザー側からしたらめんどうだと思うんですが、ほえさんの感想はそれだけではありませんでした。

 

「正確な情報を把握する姿勢がオペレーターさんからは伝わってきたし、現場との確認作業もスムーズだったように思います。

 

商品のことで問い合わせしたのが初めてでしたが、結果的にサポートも適切で時間がかかった以外はストレスを感じませんでした」

 

ほかにも、ほえさんは冷静に自身のユニクロ愛を文字に残そうとブログで記事にまでしています。

 

「ユニクロがアパレルショップのひとつではなくて、アパレルショップといえばユニクロ。ファッションが好きでブログを書いてはいたんですが、ユニクロについて書くのはとにかく楽しかったです。

 

記事を書くなかで自分のユニクロ服の多さに気づいたし、愛を表現できるポジティブな感情も生まれました」

 

ユニクロの商品は多く流通していて、商品に対して好意的な人もいれば否定的な人もいるでしょう。でも、ほえさんにとってユニクロ商品は生活に欠かせないベストパートナー。「あ、かぶってますね!」と、笑顔になれるなんて、それはそれで素敵な価値観なのかもしれません。

 

取材・文/西村智宏 画像提供/ほえ