わが子に見られた嬉しい成長に「入れてよかった」

保育園へ入って1週間。少しずつごうくんに変化があらわれます。

 

先生の抱っこから降りて、少しずつ伝い歩きをしたり、自宅にはない遊びをしながら毎日を満喫するような姿が増えてきたそうです。

 

そして数か月後、その頃には1歳・2歳児クラスのお姉さんお兄さんたちに名前を覚えてもらえ、ごうくんは保育園の人気者に。

 

「ごうくんだけでなく私自身も、他学年の子から『ごうくんのママだ』と言ってもらえたり、うちの園は少人数なこともあってか、1歳2か月にもかかわらずトイレトレーニングも始めてくれたり、その姿を先生だけでなく園児の子たちにも褒めてもらえたり。たくさんの経験をさせてもらえました。

 

家にいただけでは関わることのできなかった歳の近い子同士の交流もあり、成長の一助になっているのが目に見えてわかります。入れてよかったと心の底から思えるようになってきました」

 

少しずつわが子の成長がわかるようになってきた今、はちななさんはごうくんの今後の成長をこう願っているそうです。

 

「私自身が3きょうだいの末っ子として兄たちの影響を受けながら育った自覚があったので、第一子であるごうくんは、保育園のお兄さんお姉さんからたくさんの影響を受けながら成長してほしいです。そうして周囲との関わりを学んで、今度はその優しさを周りに与えられる子になってほしいなと思っています」

 

保育園には、「行かせる」「行かせない」それぞれの選択があります。しかし、もし自分の選択に自信が持てなくなってしまったときには、はちななさんの言葉を思い出してみるのもいいかもしれませんね。

 

取材・文/可児純奈