幼少期の自分と重なるからこそ、娘が誇らしい!

娘さんの気持ちとシンクロしてしまい、胸がぎゅっと締めつけられる思いだったというnaoさん。痛いほど気持ちがわかるのは、naoさん自身が小さなころから人見知りで、人前に出たり注目されることが苦手だったからだそう。

 

「保育園が嫌いで毎日泣いていたのを思い出します。

 

大勢のなかに入っていくのが苦手で、どうしても人の目が気になってしまうんですよね。娘にも自分と似たものを感じているので、お当番のときは気持ちがわかりすぎて胸がぎゅっと締めつけられる思いでした。

 

だからこそ、頑張ってやり遂げた姿を見たときは、我が娘ながら誇らしい気持ちに。フォロワーさんも、自分の娘のことのように喜んでくれてうれしかったですね」

 

当時4歳の女の子が、苦手なことを諦めず努力してやり遂げる姿は、たくさんの人に感動と勇気を与えました。お姉ちゃん、本当によく頑張ったね!

娘のバッサリ発言が胸に刺さることも

こうしたエピソードからもわかる通り、普段からまじめでしっかり者の娘さん。だからこそ、大人がドキッとしてしまう核心を突いた発言をすることもあるようで…。

 

naoさんは、子どもたちの寝かしつけを終えた後、イラストの仕事をするのが毎日のルーティン。その日はたまたま夜遅くまでかかってしまい、次の日しんどそうにしていたそうです。

 

すると、娘さんから「朝に、やればいいじゃん!もうママおばさんだから」とバッサリ。「その通り!」と正論が胸に刺さったnaoさんなのでした。

 

「娘はいつも的確な意見をくれるんです(笑)。予測不可能な行動をとる弟といつも一緒にいるからか、どんどんしっかりしてきてお姉ちゃんという感じになってきました。

 

お姉ちゃん大好きの弟に追いかけられていつも大変そうですが、人見知りしない弟の影響で、初めて会う人にもしっかり挨拶ができるようになってきたりと、互いにいい影響を与えているのかなと思います」

 

自由奔放な弟さんに振り回されながらも、弟のよい部分をしっかり吸収できているのが素敵ですね。

 

PROFILE naoさん

イラストレーターで二児の母。二人目の出産を機に、会社員からフリーのイラストレーターに転身。人見知りでまじめなお姉ちゃんと、わんぱくで猪突猛進タイプの弟、家族のムードメーカーである夫との日常を描いた育児漫画がインスタグラムで話題を呼びフォロワー数は現在9.8万人を超える。

取材・文/上野真依 イラスト提供/nao