サッカーを楽しむためだけに「フィリピンに語学留学」

「試合自体もスピーディで高いテクニックが観られて楽しいんです。そして、現地で見るとサポーターの団結力や一体感のすごさも楽しみのひとつに。

 

英語がわからないからもどかしいんですけど、チームの状況や選手ごとに応援する歌の“チャント”があって、試合を観ないで相手サポーターを煽ったりする姿を見るのも面白い。

 

試合前のアップする選手の姿を追えるのも、間近で見られるだけでも嬉しい。ゴールが決まれば、隣の知らない人とハグしたり、もう現地で観ること自体も中毒になりました」

 

フットサルにも参加するように。「オリバー・カーンのユニフォームを着て行ったのでGKのふりをしました」

ヨーロッパのスタジアムは観客席とピッチの距離が近いため、より選手の姿や表情を身近に見られるのは醍醐味のひとつ。

 

あやてんさんはサッカーにハマってから、ヨーロッパで多くの試合を観戦。毎年20試合ほど観戦し、今年も2か月のイギリス滞在中、現地で15試合ほど観戦したそうです。

 

こうして、ヨーロッパサッカー観戦の魅力にとりつかれたあやてんさん。もっと応援するために、もっとライブ観戦を楽しむために、始めたのが「英語の学び直し」でした。

 

「いまは会社員を辞めて友だちと洋服を仕入れて売る仕事をしつつ、語学留学でフィリピンに短期ステイしています。

 

英語がわかれば同じサポーターともっとコミュニケーションがとれるだろうし、それをモチベーションに学ぶ日々です」

 

フィリピンの洋服店スタッフと仲良くなり「一緒に写真を撮ろう」と言われて撮影した1枚

ネットショップ販売を展開する洋服の仕事はパソコンがあれば完結するため、どこにいてもできる様子。しかし、現地観戦や語学留学のお金はかなりの金額がかかりそう。

 

「無趣味だった時代に貯めていた全財産をいま、つぎ込んでいる感じです。もちろん、渡航費、ホテル代やチケット代などはできる限り費用を抑えています。

 

ヨーロッパ間の移動はイメージするほど交通費もかかりません。とにかく、英語力がまだまだなので、また機会を見つけて語学留学する予定なんですよ」