ベッドに置いたら寝てくれた…やっと、やっと解放された

── ねんねトレーニングの知識を深めていき、いつごろから実際に行動されたのでしょうか?

 

愛波さん:
息子が10か月のときにセルフねんねのトレーニングを本格的にスタートしました。すると4日目で!ベッドに置いたらひとりで夜通し寝るようになったんです。

 

そうして息子だけでなく、私の人生も劇的に変わりました。寝てくれる安心感から、気持ちにも体力にもゆとりが生まれ、ようやく息子のことをかわいいと思えるようになったんです。

 

さらに、寝かしつけの時間が減って、時間を持て余すようになりました。

 

睡眠のことをもっと勉強したいと考えていたのですが、乳幼児睡眠コンサルタントという国際認定資格があることを知ったんです。「これは絶対に取るしかない!」と思いました。

 

自分の時間を確保できてからはピラティスや運動をしてリフレッシュ

 

── 資格を取るために、どのような勉強をされたのでしょうか?

 

愛波さん:
講義はすべてオンライン、最後に実際のカウンセリングを行うプロジェクトと論文があり、約1年間で資格を取りました。日本人では私が初めてだったようです。

 

── そのノウハウを日本で広めたいという思いも、その頃からあったのですか?

 

愛波さん:
最初はそういうわけではなくて。日本にいる友だちが、赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいたのでアドバイスしたら、すごく寝るようになったと感動してくれたんです。

 

すると、その子の友だちからも相談が…と、口コミで評判に。こんなに感謝してくれるのならば、日本でもっと多くの方に届けたいと思うようになりました。

 

そこで、オンラインで日本人向けに子どもの睡眠に悩むママたちに個別相談やコンサルティングをスタートしました。

 

また、私が資格をとった International Parenting & Health Institute(IPHI)に働きかけ、アメリカの資格を日本でも取得できるように日本語の講座を開設しました。

 

1000ページにも及ぶ英文のテキストをボランティアで日本語に翻訳したり、いろいろと大変でしたね。

 

もともと起業志向もなく、専業主婦として子育てをするつもりだったのですが、気がつけばこんなことになっていました(笑)。