プリペイドカードは家族で使うとより便利に
さらにプリペイドカードの良いところは、不正利用の被害を最小限に抑えられることです。
万が一、ネットショップにカードの情報を盗まれて悪用されたとしても、プリペイドカードなら、入金した以上の被害に遭うことはありません。
クレジットカードも不正利用では基本的に返金されますが、返金されないケースもあるので、安全性はプリペイドカードのほうが上。
プリペイドカードは自分の買い物だけでなく、家族の買い物をするときにも重宝します。
共有カードというものを持つことができるので、共有したお金の中から支払うこともできるからです。
1か月の食費などの予算を入れておき、買い物をするときに家族と共有したプリペイドカードで払えば、予算内の支払額で管理できます。
また、購買履歴が残るため「家計簿代わり」にもなります。支出のチェックも簡単で、余計なものを買うことも減るでしょう。
ちなみに、プリペイドカードはネットショッピングだけでなく、旅行に行った時にも便利。
「旅の予算」をチャージしておき、つねにカードを使って買い物すれば、使い過ぎを防げます。
クレジットカードに比べて、プリペイドカードは影の薄い存在ですが、上手く活用すると、家計管理に大変役立ちます。ぜひ使ってみてください。
監修/横山光昭 取材・文/杉山直隆 イラスト/村林タカノブ