鹿児島に帰ると必ずといっていいほど食べるもの

── 九州は食文化も独自のものがあり、美味しいですよね。

 

はしのさん:お醤油もすごく甘くてとろっとしているのが特徴です。私はあの味で育っているので、今も家に常備していて、お寿司や煮物の味つけに使ったりします。

 

娘も鹿児島のお醤油が大好きで、焼いたお餅や目玉焼き、ほうれんそうのお浸しにかけて食べますね。

 

── 鹿児島に戻ると必ず食べるおススメの“ソウルフード”はありますか?

 

はしのさん:県民のソウルフードといえば、「山形屋」のあんかけ焼きそばですね。パリパリのかた焼きそばに、野菜と魚介が入った餡がトロリとかかって、とても美味しいんですよ。

 

地元の人は三杯酢をたっぷりとかけて食べるのが定番。もちろん私も毎回、そうしています!

 

もうひとつ、意外かもしれませんが、鹿児島県民は大の「そうめん」好きなんです。

 

指宿市にある「唐船峡そうめん流し」は有名で、テーブルで回転式の流しそうめんが楽しめます。私はここで売っているめんつゆが大好きで、帰省やロケで行ったときには必ず買って帰るんですよ。

 

人生の半分以上を東京で過ごしてきましたが、まだどこか東京の人になりきれない自分がいて、家では方言が出ることも。

 

例えば、鹿児島弁では、「片づける」を「直す」と言うのですが、子どもに「それ、直しておいて~」と言うと、「え、壊れてないけど…?」ときょとんとした反応をされたりします(笑)。