宝塚歌劇団の夢のつづきは「ホテルの支配人」

宝塚大劇場のオフィシャルホテルである宝塚ホテルのコンセプトは「夢のつづき」。宝塚歌劇のきらびやかな夢の時間の続きを、ホテルでも見てほしいという願いがこめられています。

 

宝塚大劇場との架け橋となり、ホテルで宝塚歌劇の世界観をつくっていく任務は、元タカラジェンヌである憧花さんにはまさに適役でした。

 

「おそらく、退団直後にこのお話をいただいていたら、お断りしていたと思います。

 

でも、宝塚歌劇団以外の世界を見て、多くを学んだからこそ、19年間宝塚歌劇団で培ってきたものを活かしたいと考えるようになりました。本当にいいタイミングでしたね。

 

支配人に就任して、夢中で過ごしていくうちに、あっという間に約2年が経ちました。

 

今でも、“宝塚大劇場とホテルの架け橋ってなんだろう”と自問自答する毎日です。今後も、お客様に喜んでもらえるホテルづくりをしていきたいです」


文/齋田多恵 写真提供/宝塚ホテル