ケニアで引きこもり生活に    

それなのに、移住し始めたとたん、引きこもり生活を送ることに。

 

「英語がほとんど話せないからひとりで街へ出る勇気がなく、自分でやりたいことも特にない。家にこもってネット漫画をひたすら読みあさる毎日でした」

 

『ケニアに何をしにきたの?』『あなたは何ができるの?』、挨拶代わりに現地の人々に聞かれるのもつらかったといいます。

 

「日本では、大学や会社など、ブランド力のある場所にいれば安心できたけれど、ケニアでは“個”としての私を見られる。

 

でも、人に伝えられる経験もスキルもない。自分が何者でもない現実を突きつけられました」

 

何か行動を起こさねばと考えた河野さんは、Twitterやブログ、YouTubeなどを始めることに。ケニアの魅力を発信したり、現地の日本人に会いに行くなど、自分の殻を破るきっかけを模索しました。