ダイエットを成功させた明確な理想像と動機

── コロナ禍で派遣切りにあったことをきっかけに、自分を見つめ直し、本気のダイエットに挑戦されます。

 

ねこくらさん:
ずっと不妊治療が最優先で、ほかのことに意識を向ける余裕がありませんでしたが、それもなくなり、パートもコロナ禍で派遣切りに…。

 

がっかりしましたが、これは神様がくれたチャンスかも、と前向きに考えました。

 

時間はたっぷりあるのだから、本当にしたかったことに挑戦しようと、なりたい自分の姿を思い描き、湧き上がってきたのが、「今よりも自信が持てる自分になって、40代を迎えたい」という気持ちでした。

 

── なりたい姿が明確で、その思いも強かった。それまでのダイエットとはモチベーションが違いますね。

 

ねこくらさん:
モチベーションも、ダイエットに対する考え方もまったく違いました。

 

それまでは短期間で結果を出そうと目先の体重にこだわっていたけれど、今度はじっくり腰を据えて長期的に取り組んでみよう、と。

 

不妊治療やコロナ禍での派遣切りは、自分の努力ではどうにもならないものだけれど、ダイエットならやる気次第で結果が変わる。それなら私にもできるはずだと、気持ちを奮い立たせました。

 

努力しても叶わないものがあると思い知ったからこそ、自分でコントロールできるものはなんとかしたいという気持ちが強かったのだと思います。