挑戦を後押ししてくれた「自分に見栄を張る」

それから、20代後半から30代の読者へ向けたお話も。読む人の心を励ます言葉をたくさん届けてくれました。

 

インタビュアー役だった私自身、今も大切にしている言葉がいくつもあります。

 

白いシャツワンピースの押切さん

その中のひとつが、「世の中と自分を対比するんじゃなくて、自分に見栄を張ること。これだけ忘れなければ、何かを乗り越えても乗り越えられなくても、生きてきたことは無駄にはならないと思うの。だから結果がよければいいってわけでは絶対ないのね。そこにたどり着くまでの自分の豊かな思いを、振り返りながら生きる」というもの。

 

当時、つまづきながらも初めて小説連載に挑戦していた私の背中を押してくれたのはもちろんのこと、その後もいろんな節目で思い出します。