なかなか眠れない夜に、そっと眠りにいざなってくれる不思議な生き物がいたらいいなと思いませんか?不思議な生き物の漫画で大人気のぱんだにあさん(@pandania0)が描く「#ゆめのせいぶつ」シリーズ。「よるいろねこ」が4.5万いいねと話題です。

「うちに来て!」の声が絶えない「よるいろねこ」

「一家に一匹!」まぶたをおさえる「よるいろねこ」

眠らなきゃと思えば思うほど目はさえていく…。そんな日ってありますよね。

 

そんな夜、「よるいろねこ」はどこからともなく現れて、夜色の前足でそっと目をおさえてくれます。そして、目をおさえられた人はあっという間に眠りに落ちてしまうのだとか…。

 

とてもシンプルな4コマ漫画ですが、Twitterではこの投稿に4.5万いいねが。漫画を読んだ人からは、「うちにも来て」「オヤツを置いておきます」とラブコールの嵐となりました。

 

また、「よるいろねこ」は架空の生き物であるものの、「飼い猫でこういうネコまじでいる」「うちに三匹います。ベッドに横たわると三匹揃って足を温めてくれます」といったコメントも。

 

実際に猫を飼っている人にも刺さった、どこか本物の猫を彷彿とさせる「よるいろねこ」のしぐさも、大きな反響を呼んだ理由なのかもしれません。

ぱんだにあさんが描く少し不思議な世界

ぱんだにあさんは、「#ゆめのせいぶつ」というタグをつけて、「よるいろねこ」のほかにも、さまざま架空の生き物の漫画を描いています。

 

「少し不思議な生き物がどこかにいたらいいな…というのがシリーズのテーマです。他にも、同じテーマで猫の漫画を描いていたのですが、それ以外の動物も描きたくなって、「#ゆめのせいぶつ」シリーズを始めました。

 

ひらめきが欲しくて、動物園や水族館などに行っています。猫カフェでは、あまり猫に好かれません」

 

しおりのように本の間から魚の尾を出す人魚の「しおりぎょ」、肩や腰を温めて、疲労回復してくれる「かいろねずみ」など、ぱんだにあさんの描く少し不思議な生き物の漫画を読んでいると、「こんな生き物が、本当にいたらいいのにな」とワクワクしてきます。

 

ぱんだにあさんのお気に入りは、大切にしていると石から猫になる「ねこいし」だそうですよ。

 

PROFILE ぱんだにあさん

漫画家。『ねこようかい』(竹書房)を連載中。「少し不思議な生き物」をテーマにした創作まんがで話題を呼ぶ。 

取材・文/吉井菜子