車を手放せない人もいれば、なくても問題ない人もいます。自家用車は必要なのか?不要なのか?「それは“車にかかるお金”だけで判断しないこと!」と、人気FPの横山光昭さんは言います。じゃあ何を基準にすればいいの?プロが出した答えとは?

車の維持費の全国平均は年14万円

車を維持していくにはどのくらいのお金がかかるのでしょうか。

 

マイカーを所有し、月に1回以上運転する18~59歳の全国の男女1000名を対象にしたソニー損害保険株式会社の調査によると、年間にすると約14万円です。

 

維持費の内容は、保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代などを指します。ローン返済、有料道路通行料、自動車税、車検代は含まれていません。

 

維持費は車のタイプによって異なり、軽自動車より普通乗用車のほうが高くなります。住む地域によって違いがありますが、駐車場代は地方よりも都市部のほうが割高です。

 

金銭的な負担だけを考えれば、車を持ち続けるべきではないのかもしれません。

 

しかし、だからといって手放せるかというと、そう簡単に割りきれないはずです。金銭面だけでは計れない価値があるからでしょう。

 

車の必要性は個々の事情によって変わってきます。そこが金銭面とは別の価値につながる部分です。