お金以外で「自家用車を持つ判断材料」は2つある

したがって、車を「持つ or 手放す」難題は、金銭以外の価値も踏まえて、総合的に判断する必要があるわけです。

 

判断要素は大きく2つ。

 

ひとつは車の使用頻度にひもづく価値です。

 

「通勤で毎日使う」「子どもの送り迎えにひんぱんに使う」など、車の使用頻度が高い場合は価値も高くなります。

 

必要性の高さと引き換えに、維持費を負担せざるを得えないでしょう。維持コスト軽減のため、車の保険の見直しや家計のやりくりなどが対応策といえます。

 

一方、週末にしか使わないなど、車の使用頻度が低い場合は価値も低くなります。維持費の負担を重く感じているなら、手放すのも選択肢のひとつでしょう。

 

もうひとつは車の利用場所に紐づく価値です。

 

都市部に住み、電車やバスなど車以外の交通網が発達している場合は、車を利用しなくても移動に困りません。

 

価値や必要性は低く、維持費の駐車場代が高いなどのネックもあります。加えて、レンタカーやカーシェアを近隣で利用できる手もありますよね。ですから、手放すのも選択肢のひとつでしょう。

 

一方、地方に住んでいる場合はそういうわけにはいきません。車がなければ移動が困難なケースが多いでしょう。

 

レンタカーやカーシェアのサービスも少なく、自家用車は価値あるものとして手放せないはず。地方は駐車場代が安いなど負担が少ない部分もあります。