ジムに通いお酒も控えるのはフラペチーノのため
当時、ネットには「スタバの裏メニュー(カスタマイズ)」と称したさまざまな噂が流れていました。そこに目をつけます。
「噂になっているカスタマイズを全部試そう!と決めました。もうそれから、毎日3杯は飲んでいましたね。
抹茶フラペチーノのカスタマイズして3種類飲んだり。1年間で12キロ太りましたよ」
メタボ化した体型になり、ヤバイと思ったフラペチーノ山口さんは、ジムにも通い始めお酒も控えたそう。
「エアロバイクを2時間近くこいだり、1日1000キロカロリー消費するくらいジムで体を絞りました。フラペチーノ飲みたいがために、ですけど(笑)」
当時は独立してノマド生活だったこともあり、マーケティングの仕事もオフィスを持たずにしていたそうです。
「函館に住んでいたころ、店内の雰囲気もよくて居心地のいい蔦屋書店内にあるスタバのお店がありました。仕事はしやすくて、そこに行くとテンションもあがるし、撮影した商品も映えるんですよ」
ブログを書き始めて半年で月に10万円以上の収入を得て、1年経つと15万円、20万円と収入はアップしていったそう。
「これはブログ1本で食べていける。好きなことをして生活できる!と思い始めて、すべてをスタバに捧げましたね。
とはいえ、生計を維持するには、まずは話題性のある商品から記事にして人の目に留まるブログにしようと考えました」
そこから新作のフラペチーノが出れば飲んで、カスタムもマンゴフラペチーノにこのシロップを入れるとどんな味になるか?など、仮説を立ててオーダーする日々。
「カスタムを仮説で考えても、途中から味の想像がつくようになりました。なかには微妙な味になるカスタムにもあえてチャレンジしました」
基本的にSNSが苦手で、文章で思いや分析を伝えられるブログに集中しているというフラペチーノ山口さん。
タリーズやコメダ珈琲など、他のコーヒーチェーンに関する記事も加えれば、書きためたブログ記事は1800を超えます。
「一時期、完全にスタバ記事を書き尽くしてしまい、それから他店の味はどうだろう?と思って通うように。フラペチーノだけでなく、コーヒーもすごく好きなんで、楽しくて!」