「喜んでもらいたいだけ」支援活動にゴールはない

── ​ちょっとうがった見方なのですが…芸能人が施設訪問などをされた報道を見ると、一回や数回だけと思っていました。だから、河本さんが10年も続けられていることに驚いたんですけれど、 続ける理由は何でしょうか?

 

河本さん:
これにゴールなんていらないと思っていて。だって、施設の皆さんの生活は続いているわけですから。

 

誰かにアピールするつもりで始めたわけじゃなかったので、施設以外の人に言う必要もないし、行って出会った人たちが喜べば、もう言うことない。

 

世間に訪問活動が知られたのも7、8年経ってからのことでした。

 

岡山の施設を全部回るにもかなりの時間がかかりますし、どんどん新しくでき続けている。

 

“また来てください”と、言ってくださる方もいる。ゴールを決めている場合じゃないですね。“来るな”って言われるまでは行こうかなと思っています(笑)。

 

いまはコロナの関係で訪問ができていないのですが、状況が改善されたら、また再開したいと思っています。