「新聞を開くのも義父から」って何このルール?
「夫が『うちはうちのやり方があるから』とやんわり言ったのですが、義母と義妹が『絶対ダメ、それじゃ育たない』と大合唱。
ずいぶんひどいことを言うものだと傷ついた記憶があります」
それ以来、マサミさんは夫の実家に行くのは気が重くてしかたないようです。
今でも、夫の実家にはマサミさんから見ると「謎ルール」がたくさんあるそう。
「基本的に男尊女卑なんですよ。お盆とお正月は泊まらざるを得ないのですが、お風呂に入る順番さえ決められています。
義父、夫、義弟、男の子、義母、義妹、女の子、そして私。この順番が崩れることはありません。
下の娘が外で遊んで泥だらけになったとき、『お風呂入らせてもらっていいですか』と言ったら、『外で水浴びしてきて。お風呂はあとでよ』と義母に言われました」
家もリフォームして最新家電も備えているのに、お風呂の順番は変わらないのです。もちろん人の意識も変わりません。
「私はどこまで行っても、よそ者。まぁ、義妹もよそ者扱いされていますが、その義妹がさらに私をよそ者扱いする…、面倒なヒエラルキーがあって(笑)。
朝早く起きてしまったので、新聞を取ってきて、読もうとしたら『広げちゃダメ』と起きてきた義母に新聞をひったくられました。
新聞はお父さんが最初に広げると決まっているそうです。そのわりに義母は義父を大事にしているようにも見えないんですけどね」