家庭にはそれぞれ習慣や風習があるものです。そこに産まれ育った人には「当たり前」でも、他の家庭から見たらびっくりするようなこともあるでしょう。
帰省するなり「挨拶回りを!」と息巻く義母
結婚して13年たっても、「夫の実家では、いまだに私は順位が最下位なんです」と苦笑するマサミさん(43歳、仮名=以下同)。
夫の実家は遠方なため、年に2、3回しか訪れません。しかし、それでも行く前には気が重くなるそうです。
「できちゃった婚だったので、結婚前に夫の実家には行ってないんです。あちらのご両親が東京に来てくれて、両家の顔合わせをしただけで。
だから私が夫の実家を訪れたのは、長男が2歳になったころでした」
幼い息子を連れての旅で、マサミさんは夫の実家に着いたときはすでにヘトヘト。
両親や同居している弟一家に挨拶をし、ほっとして休みたいと思ったところへ、義母から「近くの親戚の家を回って挨拶してきて」と言われたそうです。
「息子も疲れてギャン泣きしていたので、こっそり授乳しようとしたら、義母がやってきて『まだおっぱいあげてるの!』と大声を出したんです。
当時、もう普通の食事をしていましたが、それでもひどく泣くときはおっぱいをあげると泣き止むのでそうしていたんですけどね…」
義弟の妻までやってきて、「お義姉さん、ダメよ」と言い出す始末。