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大学院生でも週3勤務で正社員!コパイロツトの目指す多様な働き方

仕事

2021.11.08

組織を横断し、企業のプロジェクト推進をサポートするコパイロツト。社会や技術の変化にあわせて柔軟に強みを発揮しているこの会社では、一人ひとりに合わせた多様な働き方を推進してきました。

 

どんな働き方をどう実現しているのか、共同創業者の定金 基(さだかね もとい)さんと職場環境づくりを担う「環境ロール」に所属する平林悠子(ひらばやし ゆうこ)さんにお聞きしました。

コパイロット代表取締役 定金 基さん

共同創業者 定金 基さん。MITテクノロジーレビュー日本語版エグゼクティブプロデューサー。プロジェクト推進メソッド「Project Sprint」やミーティング活用クラウドサービス 「SuperGoodMeetings」などを開発。 

個人の進みたい方向を尊重し、週3日正社員を実現

── コパイロツトでは、「環境ロール」という職場環境づくりのチームがあるそうですね。

 

定金さん(コパイロツト):

そうなんです。コパイロツトは、一人ひとりが自律的に働く組織を目指していて、個人にとって安心して働くことができる場所であり続けるための環境づくりに取り組んでいます。

 

共同創業者の私と平林、そして同じく「環境ロール」に所属する山城 理奈(やましろ りな)の3名で、情報セキュリティ、法務、経理、総務、労務、問い合わせ対応などをチームで担当しています。社内で働くメンバーが環境に違和感をもっていないか、常に相談や調整をしながら人事制度を策定しています。

 

── 大学院に通いながら週3日正社員として働いていた方がいたそうですね。どんなきっかけがあったのでしょうか?

 

平林さん(コパイロツト):

もともと一般社団法人の運営とコパイロツトの業務を両立しているメンバーがいて、当時は希望や状況にあわせて週4日勤務で働いていたんです。

 

その後、2017年に「大学院に通いながらコパイロツトで働きたい」という入社希望者が来てくれて、面談を重ねるなかで当社に必要な人材と判断し、週3日勤務の正社員として採用することになりました。

 

そのメンバーは当初アルバイトを探していたようなのですが、一方で「働くならしっかりと働きたい」という想いがあったそうです。会社としてもその想いに応えたいと、社会保険や福利厚生などが他のメンバーと同じ形になるように顧問社労士や顧問税理士と相談し、週3日勤務の提案をしました。

 

もともとコパイロツトには、会社が進みたい方向と個人のキャリアの方向性をすり合わせながら組織をつくっていきたいという想いがあります。働き方の多様化はその結果の一つだと考えています。

コパイロツト 社内の打合せスペース

── 具体的にどんなふうに週3日勤務を実現したのですか?

 

平林さん(コパイロツト):

当時は、大学院の授業がある曜日や時間がある程度決まっていました。そのため、毎月働く曜日を共有し、Googleカレンダーを見ればほかのメンバーにもひと目でわかるようにしていました。当時は、コパイロツトの標準労働時間帯の1030分から19時30分まで勤務することが多かったようです。

 

── 週3日勤務を実現するなかで難しかったことはありますか?

 

平林さん(コパイロツト):

社会保険や福利厚生などについて、他のメンバーと差が出ないように配慮しましたね。顧問社労士や税理士に相談しながら調整しました。 

会社、個人ともにメリットがある状態を追求

── 多様な働き方を導入することで、組織や事業に良い効果は感じられましたか?

 

定金さん(コパイロツト):

会社を運営していくにあたって、フルタイム、週3日勤務にかかわらず、幅広い知識や能力を持つ人の力を借りられる環境に大きく助けられています。会社、個人、両方にメリットがある状態を追求し続ける姿勢が重要だと思っています。

 

また、違和感をもったときにオープンに話し合える状態をつくっていたことは、こうした多様な働き方を継続するのに非常に役立ったと思っています。

 

大学院に通っていたメンバーが博士号後期課程に進む際も、今後どうしていきたいのか、会社と話し合いました。メンバーが続けたい研究テーマと、会社として追求したいテーマが重なるかを確かめ合い、同じ方向に進められそうだと感じられたことはお互いにとって良い結果に結びつきました。大学院で勉強しているメンバーがいることで、学術的な視点が事業にも大きく活かされたと思っています。

「研究を仕事に生かしたい」という想いを実現

── 実際に大学院に通いながら週3日正社員として働いていたAさんにお伺いします。どんなきっかけでコパイロツトに入社したのですか?

 

Aさん(コパイロツト):

以前コパイロツト主催の勉強会に参加したことがあり、事業内容には興味をもっていました。

 

大学院に通うことを決めたときは別の組織で働いていたのですが、時間の調整が難しく、大学院と仕事を両立できる方法を探っていました。そのときに、コパイロツトという会社の存在を思い出し、面談を重ねた結果、無事入社が決まりました。

コパイロツト 会議室

── どんな仕事を担当していたのでしょうか?

 

Aさん(コパイロツト):

当時は、ナレッジのマネジメントを探求するチームに所属していました。「人と人とのつながりがどうイノベーションを生むのか」について研究していて、その成果が仕事になればという想いがありました。当時を振り返ると、まだ全社的にオンライン勤務を実施する前だったので、大学と会社、自宅間の移動はなかなか大変でした。

オンライン前提で、チームの方針や想いを共有できる環境を

── いま、コパイロツトとして多様な働き方を推進するなかで、何か課題に感じていることはありますか?

 

平林さん(コパイロツト):

COVID-19の影響でリモートワークが普及しましたが、今後もしオフライン前提のワークスタイルに戻っていくとなると、さまざまな状況の人が仕事に参加することがふたたび難しくなるのではと感じています。

 

オンライン、オフラインのハイブリッドになっていくとは思ってはいるのですが、コパイロツトでは、オンライン環境を基本とし、必要に応じてオフラインを活用するなど多様な状況から参加できる職場環境を目指していきたいです。

 

ただ、リモートワークや週3日勤務など、従来になかった方法は会社全体に馴染むまでどうしても時間がかかります。会社の方針や想いなどをわかり合うためにも時間が必要なため、そうした面をどうサポートしていくのか、現在、アイデアを出し合っている段階です。メンバーたちに社内の業務改善プロジェクトへ参画してもらう取り組みも始めています。

 

また、オンライン環境が当たり前になるなかで、個人でチャレンジしたいこと、組織で推進していきたいことのギャップを埋めるための調整はこれまで以上に丁寧に行う必要があると思っています。

 

逆に、そうした部分さえ共有できていれば、働き方や条件は調整することが可能で、いろいろな人が個性や能力を発揮しやすい組織に育つのではないかと思います。前例がないことも実現できるように、会社を挙げて工夫を重ねていきたいです。

 

 

メンバー一人ひとりが自律的に働ける組織を目指し、働く環境づくりも必要に応じて柔軟に改善しているというコパイロツト。「どうしたいか」という個人と会社の想いを丁寧に確認しながら新しい挑戦をするその姿勢は、企業全体のさらなる進化を予感させます。

【会社概要】
社名: 株式会社コパイロツト
設立年月: 2005年09月
業種: 情報通信
事業内容: Webサイト・その他メディアを横断したクリエイティブディレクション、Webサイト・SNSの運用ディレクション・チームプロデュース、企業・事業・商品のブランド開発・プロモーション・プロジェクトマネジメント等

取材・文/高梨真紀 画像提供/コパイロット

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