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コロナ禍でEC売上増!アダストリアのスタッフが主体性を持って働ける理由

仕事

2020.11.24

共働き時代に合った私らしい生き方・働き方を模索するCHANTO総研。

 

大手アパレルメーカー・アダストリアでは、ブランド間の垣根を取り払うことで、人員面でのサポート体制を強化し、スタッフ一人一人の個性やライフスタイルに寄り添う柔軟な人事を実現しました。また、子育て世代のママさん社員にも嬉しい「転勤なし」の地域限定職や、60代向けブランドも展開している点も長く働くための秘訣。

 

このような会社側の「人」を大切にする姿勢が、従業員のやる気と主体性を引き出し、「全店舗休業」という非常事態にも関わらず、スタッフ一人一人の頑張りでECサイトの売上げが大きく伸びたそうです。その理由と背景について伺いました。

 

コロナ禍の逆境に負けない!スタッフの主体的な取り組みがECサイトの売上げに貢献

佐田楠都子さん/広報部所属。2014年入社。営業職を経験したのち、2017年に社内公募制度を利用して広報部へ。

 

── コロナ禍の影響は、アパレル業界には大きなインパクトを与えたのではないでしょうか。

 

佐田さん:

緊急事態宣言中は、国内1300店舗すべてが休業になりました。このような事態は創業以降初めてのことで、不安がなかったわけではありません。ただ、各店舗スタッフがSNSへの投稿やインスタライブを積極的に行い、結果的にはECサイトの売上率が大きく伸びたんです。

 

── 本部側が指示を出したというわけではなく、自発的な動きだったんですか?

 

佐田さん:

そうです。コロナ以前もSNSを活用してスタイリングを提案したり、新商品を紹介したりしていましたが、「全店休業」をきっかけに活発になりました。

 

本部側としても、その動きをバックアップしようということになり、情報を自宅からでも発信しやすいように、SNS担当スタッフの自宅に新商品を郵送しました。それを各々が試着して、SNSに投稿。その写真の撮り方や紹介の仕方が上手い方が多くて、こちらが驚かされました(笑)。自宅のインテリアをうまく活用したり、スタッフ自身のライフスタイルがわかるような撮り方で、服をより魅力的に写していたんです。お客さまからも好評をいただいて、ECの売上げにつながりました。

 

── スタッフそれぞれがインフルエンサーとしての立ち位置でアピールしたということですね。「実店舗がないならオンラインで」という発想の切り替えの早さには、たくましさを感じますね!

 

佐田さん:

そうなんです。こちらから細かく指示を出さなくても、「どうすれば商品をより魅力的に見せられるか」を考えられるスタッフの柔軟さ、SNSの編集能力も改めて実感させられました。

 

また、アダストリアが運営する「.st」というWEBストアの中に「スタッフボード」というスタッフのスタイリングを参考に商品を購入できるコンテンツがあるのですが、こちらもスタッフのアレンジやスタイリングを見て購入に至るお客さまが多いです。

 

「スタッフボード」では、各ブランドスタッフのスタイリングが見られる

 

── プロのモデルさんよりも、スタッフのスタイリングを見た方が、「自分が着用した場合」をイメージしやすいのかもしれませんね。

 

佐田さん:

最近は、買う側も「リアル」を求めているように感じています。スタッフボードは、身長別、ブランド別にカテゴライズされているので、「自分の体型に合ったスタッフ」を見つけることができますし、スタッフのスタイリングや提案に、共感や親近感を持って購入してくださる方が増えているように感じています。

 

── 自分の投稿が販売につながっていくことで、モチベーションアップにもなりますね。

 

佐田さん:

そうですね。スタッフボード経由の販売数もわかるシステムになっているので、売り上げが高いスタッフなどには社内表彰を行っています。現在、スタッフボードの担当従業員は約2,200人いるのですが、「自分もスタッフボードの担当になりたい」と、Instagramの個人アカウントで発信の仕方を研究しているスタッフも多いです。

 

スタッフのスキルアップのために、本部側からも撮り方がうまいスタッフの投稿をスタッフに共有したり、撮り方講座を開いています。このようなスタッフ一人一人の「頑張り」をバックアップするのも本部の役割だと思うので、システムやインフラの整備にもさらに力を入れていきたいです。

 

SNSの活用やスッタフボードでの発信にあたって、スタッフのモラルやリスク管理などのSNSリテラシーを高める必要はありますが、その点は、SNSの運用ルールを入社時にきちんと説明し、起こりうるトラブルを事前に伝えるようにしています。

 

── 「指示が出るのを待つ」という受け身の姿勢ではなく、自発的に考えて行動できるのも、本部側のバックアップ体制が整っているからこそですね。

 

佐田さん:

当社は、「やってみよう」精神が強い会社で、良い結果が予想される取り組みはスピーディーにGOサインが出ますし、サポート体制も怠りません。経営陣も社員の働きやすさを優先する柔軟な考え方でリードしてくれていますし、「変化を恐れない」勢いを感じます。

 

また、新しい取り組みや制度などがスタートした後、やり方や方向性に修正が必要とわかった時の対応スピードも速いです。

 

>>NEXT 社内アプリで円滑なコミュニケーションを実現

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