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「社内通貨アプリ」「社内総選挙」で⼥性管理職率5割にアップしたフュービック

仕事

2020.10.22

共働き時代に合った私らしい生き方・働き方を模索するCHANTO総研。

 

今回は⼈事制度「社内総選挙」やご褒美制度「社内通貨アプリ」など独自の制度を導入して、働き方改革を進める株式会社フュービックの皆さんにお話を伺いました。

フュービックの「社内通貨アプリ(フリカ)」「社内総選挙」

制度名称:「社内通貨アプリ(フリカ)」「社内総選挙」

導入開始日: 2018年3月

対象者:全社員

今までに利用した人数:600名ほど

 

 

株式会社フュービック 

FUBIC研修トレーナー

龍 麻衣さん

FUBIC研修トレーナーとしてこれまで1000名以上のトレーナー・セラピストを輩出している。自身も社内総選挙で管理職となり、社内コミュニケーションアプリで社内トップのコイン数を集めるなど社内コミュニケ―ションを楽しむことで、女性活躍のチャンスをつかみ、社内制度も最大活用している。

「社内通貨アプリ(フリカ)」で社員のコミュニケーションを活発化

──まず「社内通貨アプリ(フリカ)」について教えていただけますか?

 

龍さん(フュービック):

「社内通貨アプリ(フリカ)」は社内スタッフのみがダウンロードできるコミュニケーションアプリです。スタッフ同士で送り合ったメッセージ数がコイン化され、 溜まったコインをお⽶やマッサージ、⾷事券、宿泊券などと交換できる当社の福利厚⽣制度のひとつとなっています。アプリはすべての社員が毎日利用することができるんです。

──日頃から行われているコミュニケーションが商品に変わるのは嬉しいですね!導入に至った経緯を教えてください。

 

龍さん(フュービック):

「社内通貨アプリ(フリカ)」を導入した時期は社員数が増えて、店舗間本部と現場スタッフのコミュニケー ションが疎遠になりがちだったときでした。2018年3⽉頃ですね。

 

気持ちは言葉にして伝えなければ意味がありません。そこで「社内コミュニケーションアプリで感謝の気持ちを気軽に伝えあえるものを」と⾃社開発したのが「社内通貨アプリ(フリカ)」のはじまりです。

──導入した結果どのような効果が生まれましたか?

 

龍さん(フュービック):

「社内通貨アプリ(フリカ)」を導入したことで、離職率が減ったり、社内での勉強会が増えたりという前向きな結果が出ています。社内コミュ ニケーションが活性化していることを社内スタッフも喜んでいますよ。

 

社内投票で管理職が選ばれる「社内総選挙」

──フュービック社は女性管理職が5割を超えていますよね。これはなぜでしょうか?

 

龍さん(フュービック):

「社内総選挙」を導入しているのが大きな理由だと思います。

 

社内総選挙とは管理職を社内で⽴候補できる制度です。もちろん⼥性も男性も平等に立候補できますよ。⽴候補した社員は公開プレゼンテーションを行い、社内投票の結果で管理職が選ばれます。

──なるほど、選挙で選ばれるんですね!現場の声がしっかりと反映されそうです。なぜ「社内総選挙」を導入したのでしょうか?

 

龍さん(フュービック):

実は、⼈事で管理職を決めていたときに、リーダーがチームメンバーに⽀持されていなかったり、チームワークが悪くなったりすることがあったんです…。そこで、⼈事で決めてしまうと不満が出るのであれば、社員みんなでリーダーを決めようという話になり⼈事を選挙制にしました。

 

──思い切った制度転換ですね。選挙はどのくらいのペースで行われているのですか?

 

龍さん(フュービック):

店長選挙は1ヶ月に1度、新しい店舗ができるタイミングに部⻑選挙は年1度”解散”をして総⼊れ替えで実施しています。この「社内総選挙」を導入したことで、⼥性管理職が2割から5割まで増えました。中途⼊社でリーダー経験のある⼥性陣もこのチャレンジできる制度に惹かれて⼊社してくることもあります。

 

ただ、たとえ「社内総選挙」に立候補しても、コミュニケーションが取れないリーダーに票は集まりません。それは社員みんなが理解しています。「社内総選挙」のおかげで、コミュニケーションが得意な⼥性の強みを引き出すことができているのではないでしょうか。女性がより活躍する場所を提供できる、という意味では活躍したいと望む女性たちの起爆剤となっていますね。

コロナ禍の時代だからこそコミュニケーションは密に!

──新型コロナウイルスの影響によって、在宅勤務がすすんでも「社内通貨アプリ(フリカ)」があれば密にコミュニケーションを取ることができそうですね。

 

龍さん(フュービック):

そうですね。顔を合わせて話ができれば、もちろん1番いいことだとおもいます。しかし新型コロナウイルスの影響によって、顔を合わせること、同じ空間にいることがリスクのひとつになってしまいました。

 

新型コロナウイルスの影響を想定して「社内通貨アプリ(フリカ)」を導入していたわけではありませんが、結果的に同じ空間にいなくても密にコミュニケーションが取れる手段を社員が手にできていたことは、会社にとっても社員にとってもかなりプラスに働いているとおもいます。

 

新型コロナウイルスの影響を想定して導入されたわけではない「社内通貨アプリ(フリカ)」ですが、コロナ禍にあっては社員の結びつきをさらに強固にする手段のひとつになっていきそうです。さらに「社内総選挙」によって「誰かからの評価」を待たず、やりたいことにチャレンジできる土壌ができたことは、ますます社内の雰囲気を活発にしていくでしょう。

 

「子育て」「家事」「仕事」とマルチタスクをこなしてきた女性たちが、社会人、社員としてのキャリアを諦めずに働き続けられる。株式会社フュービックの環境を整えることこそ、いまの社会全体に求められているものかもしれませんね。

 


【会社概要】

社名:株式会社フュービック
従業員数:1000名
設立年月日: 1993年10月
業種:健康増進業
事業内容:フィジカルフィットネス、リラクゼーション、スポーツメディア、リゾートホテル、デジタルソリューション

 

取材・文/新井しのぶ

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