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“心揺さぶる休暇”で社員の意識改革に成功!ノバレーゼの取り組み

仕事

2020.10.08

共働き時代に合った私らしい生き方・働き方を模索するCHANTO総研。

 

「ふたりにしか描けない、ストーリーのある結婚式」をプロデュースしているノバレーゼ。結婚式という人生の大きな晴れ舞台。自分たちが心身健康で幸せでなければお客さまも幸せにできない。そんな想いを体現する制度がここにあります。

 

それは心を揺さぶる休暇「Rockの日」と、30日間連続取得できる「リフレッシュ休暇」。人事部部長として、社員が長く安心して働けるような職場づくりに携わっている小高さんに話を伺いました。

 

心を揺さぶる休暇「Rockの日」と、30日連続取得可能な「リフレッシュ休暇」

制度名称: Rockの日

導入開始日: 2015年2月から実施中

対象者: 正社員、キャリアシード社員(契約社員)、嘱託社員

今までに利用した人数:全社員

 

制度名称: リフレッシュ休暇

導入開始日:2000年12月から実施中

対象者: 勤続4年目以上の正社員

 

教えてくれたのは… 

株式会社ノバレーゼ 管理本部総務人事部部長 小高 直美さん


短大卒業後、天然ガス鉱業やIT系人材ビジネス企業にて、労務管理や給与計算、人事制度の構築など、一貫して人事業務を担当。2005年、ノバレーゼ入社。2006年、総務人事部ディビジョンマネージャーに就任、2015年より現職。

 

 

——御社には「Rockの日」というユニークな休暇があると伺いました。これはどんな日なのでしょうか。

 

小高さん(ノバレーゼ):

年に2回付与される休暇制度です。ブライダルというお客さまの大切な日をもてなす従業員に“心が揺さぶられるような休暇”を過ごし、大切な時間を充実させて欲しいという考えのもと制定されました。

 

休暇を取得する日はあらかじめ会社で決めており、全社一斉に同じ日に休暇を取得します。個々に休暇を楽しんだり、スタッフ同士でイベントを企画して楽しんだりと、様々な取得の仕方があります。

 

浸透しなかった制度…名前を変えたら社員の意識が変化!

——従業員の「Rockの日」の過ごし方も人それぞれなんですね。「Rockの日」はどんなきっかけで始まったのですか?

 

小高さん(ノバレーゼ):

「Rockの日」は、もともとあった別の休暇を、内容や名称を変更したものなんです。以前の休暇制度は利用するハードルが高かったことから、全員がしっかり取得できる休暇制度にしようという目的で「Rockの日」が生まれました。

 

 

——「Rockの日」以外に、「リフレッシュ休暇制度」があるそうですね。こちらはどのような休暇なのでしょうか。

 

小高さん(ノバレーゼ):

勤続3年ごとに、社員自身がリフレッシュするために使える30日間の休暇制度です。育児や介護など特定の理由を目的とせず自由に取得できます。1日単位で取得しても、30日まとめて取得することも可能です。新しい体験をするために、1か月間海外へ行った社員もいますよ。

 

 

——30日間連続で取得できるというのはかなり珍しいですね。長期間お休みするのは勇気が要るでしょうし、休暇前後の調整が大変そうな気もします。なぜこのような制度を作られたのでしょうか。

 

小高さん(ノバレーゼ):

当社は、2000年の創業当初からさまざまな人事制度を導入してきました。ブライダル業界は華やかともいわれ、また非常にやりがいのある素晴らしい仕事です。しかしながら、土日祝日の出勤が多いためキツイというイメージもあり、その印象を払拭したいという思いがありました。また、創業者の「自分たちが心身健康で幸せでなければお客さまも幸せにできない」という考えのもと、優秀な社員が長く安心して働けるよう体制を整えてきました。

 

ブライダル業界は究極のサービス業です。スタッフがイキイキと働き、幸せな日々を過ごすことにより、お客様に対するサービスの質が向上します。また、優秀な人材を獲得するためにも、働きやすい環境を整えることが重要だと考え、各種休暇制度の導入に至りました。

 

業務効率の改善にもつながっている

——「何がお客様にとってベストなのか」を考えた結果、従業員がイキイキと働けるための様々な休暇を導入されたのですね。休暇制度を導入してから感じている効果についても教えてください。

 

小高さん(ノバレーゼ):

休みやすい環境を整えるため、チーム全員が顧客情報を共有する顧客管理システムをはじめ、ツールや仕組みを導入したことにより、業務効率が向上しました。休暇をとることが浸透し、取りにくいという風潮がなくなっていきました。今では、働く時と休む時でしっかりメリハリをつけることができていています。

 

——休暇中であっても、お客様対応や業務が滞りなく進むからこそ、安心して休暇を取ることができるのですね。「Rockの日」や「リフレッシュ休暇」を取った社員はどう感じているのでしょうか。

 

小高さん(ノバレーゼ):

嬉しい声が上がっています。休暇中に新しい知識、経験、刺激を得て感性を磨いたことで、お客様への提案の幅が広がったという社員もいれば、家族と過ごす時間が増えたことにより「家族」について考える機会が増え、仕事の意義を再認識してくれた社員もいます。

 

スタッフのことを考えている会社で働いていることをご家族がポジティブにとらえてくれ、働き続けることを応援してもらえるというスタッフもいます。

 

 

——各種制度があって従業員がイキイキと働けているんですね。今後に向けた新たな施策があれば教えてください。

 

小高さん(ノバレーゼ):

今の日本は在宅勤務も増え、働き方が急速に多様化してきています。結婚式の準備や開催においても一部オンライン化が始まっています。このような環境の中で、結婚式の本質を常に考え、大切にしながら、新たな取り組みを模索しています。

 

場所や時間にもとらわれない働き方や成果の出し方、その成果をどう評価するか、といったことが今後必要となると感じています。

 



ただ休暇制度を作るのではなく、休みやすくするために様々な施策を行っているノバレーゼ。「どうすればお客様のためになるか」という想いと同じように、「どうすればスタッフがハッピーになれるか」を大切にしていると感じました。イキイキと働くスタッフが作り上げる結婚式は、多くの利用客にとってより特別な時間となるに違いありません。

 


【会社概要】

社名:株式会社ノバレーゼ

従業員数:従業員数 2,279人(連結)/2,002人(単体)

 ※いずれもパート・アルバイト含む

設立年月日:2000年11月1日

業種:ブライダル業

事業内容:ブライダル事業 (婚礼プロデュース部門・婚礼衣裳部門・レストラン部門)

 

取材・文/川口香織(mugichocotate株式会社)

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