プルダウンメニューが活用できるシーン
決まった文字列を入力することの多い場面では、プルダウンメニューをぜひ活用したいところ。以下のようなシーンを活用例に挙げて説明します。
・献立表
主食やおかずなど、一カ月の献立で同じメニューが存在する場合には、プルダウンメニューでリストを作っておけば、表の作成時間を短縮することができます。
・社員名簿
部署名や役職など、決まった文字列を入力する項目では、ミスなく入力することができます。
また、ファイルを複数人で共有して使用する場合、プルダウンメニューを使えるようにしておけば、人による入力のばらつきをあらかじめ防ぐことができます。
・お歳暮などの送付管理
年賀状やお歳暮など、一度に多くのお客様宛てに品物を送るときは、プルダウンメニューでステータス管理をしましょう。
たとえば、送付が完了したお客様のステータスには[送付済み]、まだ送付していないお客様のステータスには[未送付]などをプルダウンで選べるようにしておけば、あわただしい作業でも効率的に管理できます。
・アンケート
「はい」「いいえ」や、選択解答のようなアンケートをエクセルで集約する場合には、プルダウンメニューが活躍します。回答者が回答内容をリストから選択できるので、アンケートに答える時間も短縮できます。
さらに、データが多くなった場合には、オートフィルタ機能をあわせて使うと便利です。必要なデータをソートすることで集計しやすくなったり、探しているデータが見つかりやすくなったりといった効果があります。オートフィルタ機能の使い方は以下の通りです。
1.データの入ったセルのいずれかを選択した状態で、[データ]タブの[フィルター]ボタンをクリックする
2.見出しのセルにプルダウンメニューが表示される
3.抽出したい列の見出しのプルダウンメニューをクリックし、該当の項目を選択する
4.3で選択した項目が含まれたデータのみエクセルシート上に表示される
オートフィルタ機能はデータが多く入力されたエクセルシートで検索性を上げるために効果的です。特定のデータだけを集計したり、必要なデータだけを抽出したレポートを作成するシーンで活用することができるでしょう。
プルダウンメニューを活用して仕事の効率をアップ!
プルダウンメニューの活用方法やメリット、活用シーンなどをご紹介しました。
やり方さえ覚えて、活用できるシーンがイメージできていれば、業務効率を上げてくれる頼もしい機能なので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:知ってると便利なエクセルの使い方!5つの関数とピボットテーブルが便利
文/佐藤仁美