働きながら育児ができる時代に!? 最近の“企業主導型保育所”事情


女性の社会進出が進んでいくと、子育てに必要な場所を確保することも大切。今年放送された『おはよう日本』(NHK)では、多様な働き方を実現するための「企業主導型保育所」を特集しています。企業主導型保育所とは、企業が従業員のためにつくる「認可外保育所」のこと。「夜間や休日の対応」や「年度の途中からの入所が可能」など柔軟な保育が特徴です。

 

番組内で紹介されたのは、ITベンチャーが運営する保育所。ITツールを活用して、保育士と保護者が効率的に連絡できる専用アプリを採用しています。アプリを使うことで、保護者はいつでも子どもの様子をスマートフォンで確認可能に。送り迎えが一定ではない保育所は、これまで送迎バスの導入が難しい状況でした。しかし同施設はアプリを導入することで、保護者の出勤や帰宅時間に合わせたバスの送迎を実現。開園から2年経った今でも、働くお母さんから人気を集めているようです。

 

2016年に導入が開始された企業主導型保育所。開始当初は900施設だったのが、たった1年で2600施設にまで急増しました。現在も認可外保育所を設置する企業が増えており、多様な働き方の実現が期待されています。

 

様々な制度が普及すれば、さらに働く女性が増えるかもしれませんね。

 

文/牧野聡子