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固定費の見直しは今すぐ!年間数万円もの節約を可能にする方法

マネー

2019.03.20

2019.12.01

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前回の記事「ほったらかしでも教育費が貯まる!貯蓄用口座の選び方」では、貯蓄についてご紹介しました。少しでも貯金するためには、日頃の節約が大切です。そこで今回は、ラクして節約する方法をファイナンシャルプランナーの風呂内さんにうかがいました。

固定費の節約…賢いやり方は?


まず、支出は大きく分けると固定費と変動費に分けられます。

・固定費…住居費、光熱費、通信費、保険料などあまり変化しない費用

・変動費…食費、衣服費、美容院代、日用品・雑費など

 

今回は固定費を節約する方法についてご紹介します。

 

固定費は、月額にしたら数百円の差でも長期間にわたって節約できるという点が魅力。主な節約方法としては以下のようなものがあります。

 

①支払い方法を変える…月払いにしていたものを年払いやまとめ払いにすることで割引が受けられます

②契約プランや契約会社を見直す…光熱費や通信費など無駄に払いすぎているものを見直すことで節約できる可能性があります

③住宅ローンの借り換え…現在契約している金融機関の金利よりも低い金融機関で借り換えることで、支払い金額の総額を抑えられる可能性があります

 

支払い方法を変えて固定費を節約!

では、①の「支払い方法を変える」から具体的にみていきましょう。

これまでなんとなく毎月支払ってきたという人もいると思いますが、まとまったお金を用意できるのであれば、まとめ払いにしたほうが断然お得なものがあります。年払い・まとめ払いでどのくらい節約できるのか、一般的なものをまとめてみましので、ぜひ参考にしてみてください。

 

・NHK受信料(地上契約)…1年間で1,730円の節約!

通常の2か月払い・振込用紙での支払いの場合、2,620円×6回=1年で15,720円

→「12か月前払い・口座振替またはクレジットカード支払い」にするだけで13,990円に割引されます。

 

・国民年金保険料(平成30・31年度の場合)…1年間で7,825円の節約!

平成30年度は16,340円/月×12か月=196,080円、平成31年度は16,410円/月×12か月=196,920円なので2年間の合計は393,000円となります。

これを「口座振替・2年分前納」にするだけで2年間で15,650円の割引になります。割引率は低くなりますが、1年分前納、6か月分前納もあります。

 

・保険…生命保険や火災保険など、月払いを年払いや5年、10年などのまとめ払いにすることで割引を受けられます。商品によって割引がないものもありますので、ご自身が加入している保険について調べてみましょう。

 

契約プラン・会社を見直して固定費を節約!

続いて②の「契約プランや契約会社を見直す」についてです。こちらでぜひ見直したいのは、電気・ガス代です。「こまめに電気を消す」といった節約ワザも大事ですが、プランや契約会社を乗り換えることでラクに大きな効果を長い期間にわたって得られる可能性があります。まずは以下の手順でご自身のライフスタイルに合うプランを探してみましょう。

 

・契約内容や使用量を知る…季節によっても変動があるので、契約している電力会社やガス会社のサイトで契約アンペアや1年分の使用量を確認しましょう。

・比較サイトでシミュレーション比較する…各社サイトや比較サイトで12か月分の使用量を入力すると実数値に近い試算ができます。契約期間のしばりや途中解約のペナルティの有無についても確認しましょう。

 

■比較サイトのご紹介

エネチェンジ

価格.com「電気・ガス料金比較」 

タイナビスイッチ 

 

*オール電化の場合、通常、旧プランよりもお得なプランがないのが現状です(電力会社は2019年3月までは旧プランを維持しなければならないという決まりがあります)。もしプラン変更等をご検討中の方は、2019年4月以降の各社のプランを確認してから判断したほうがいいでしょう。

 

住宅ローンの借り換えで固定費を節約!

最後に③の「住宅ローンの借り換え」についてです。

最初に高い金利で住宅ローンを組んで、そのままにしている場合、借り換えた方がお得になる可能性があります。ただし、ローンの借り換えには手数料や税金などの諸費用がかかるため、単純に金利差だけで借り換えを行うとたいしてメリットがなかったり、逆に損をしてしまうことも。風呂内さんによると、「ローンの残高1,000万円以上、残りのローンの期間10年以上、借り換え後の金利差が1%以上」という3つの条件を満たしている場合は借り換えを検討したほうがいいそうです。

 

住宅ローンについては、繰上げ返済についても検討する人が多いと思います。繰上げ返済したほうが利子で支払う分を抑えられるため、総額が減らせてお得!と思われがちですが、実はそうとも限りません。というのも、住宅ローンを組むと通称「住宅ローン減税」が適用されるためです。住宅ローン減税とは「住宅借入金等特別控除*」のことですが、これは最初の10年間、借入金年末残高の1%が所得税から控除されるというもの。なお、所得税から控除しきれない額は、住民税からも一定額まで控除されます。*増税後は、最大控除額(年間)は40万円(認定住宅は50万円)、消費税増税後は13年間に延長される予定。

つまり、住宅ローンの金利にもよりますが、金利が1%を切っている場合は、支払う金額よりも減税される金額のほうが大きくなるので、基本スタンスとしては10年間は放っておいて、11年目から繰上げ返済をしたほうがいいということになります。

 

「手元に現金があると使ってしまうという人は繰上げ返済をしたほうが結果的にはいいのかもしれませんが、そもそも住宅ローンは先にお金を準備しなくても家に住めるっていう大きなメリットを手にするために組むもの。繰上げ返済することで、そのメリットをみすみす手放すという行為をそんなに急いでやらないといけないのかということもよく考えたほうがいいですね」と風呂内さん。先々必要になる現金のことも考えた上で、自分にとっていいタイミングで繰上げ返済を検討するのがよさそうです。

 

次回は、変動費の節約法についてお伝えします。

 

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PROFILE 風呂内亜矢(ふろうち あや)


1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、全国銀行協会 金融経済教育活動懇談会委員、一般社団法人みんなで作る良い行政サービス協会 主任研究員。大手電機メーカー系SIer、マンションの販売会社勤務を経て2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。現在、テレビやラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。著書に『その節約はキケンです—お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか—(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)』などがある。

 

文/田川志乃 イラスト/加藤淳一

 

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