かなざわ・やすこ。1943年生まれ、明治大学卒業。書家、随筆家。書道柳田流家元に師事。42歳でダウン症の長女・翔子を出産後、大田区に開設した自身の書道教室で娘を世界的な書家に導く。亡き夫との約束で翔子さんが20歳のときに開催した個展を機に、“ダウン症の書家・金澤翔子”として注目された娘を公私ともにサポートする。
母娘二人三脚で歩んだ道のりは、2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」をはじめ、伊勢神宮、春日大社、東大寺、法隆寺、金剛峯寺などの寺社で奉納揮毫や個展を開催。‘14年天皇御製を謹書。‘15年には国連本部でスピーチ。これまでニューヨーク・ロンドン・プラハなど世界各地で個展や公演を開催。 ‘19年バチカン市国に大作「祈」の寄贈。‘20年東京2020オリンピック公式アートポスターの制作を担当。2024年東京久が原にアトリエ翔子喫茶を開業。