赤ちゃんは、ふわふわで柔らかいものだと思っていた」。出産時のアクシデントで重度脳性まひと診断された長男・嶺(れい)くん。抱き上げてもまるで棒のように突っ張っている体。周囲の赤ちゃんと「生きている世界が違う」と突きつけられる日々。しかも、この子育てには終わることがありません。18歳で支援が途切れる「福祉の断絶」という壁。想像を超えた過酷な日常の先で、一人の母が向き合う「制度の不条理」と、愛するわが子のために貫く「執念」の記録。