緊急避妊薬はどんな薬?

 

iStock.com/miya227 ※画像はモデルを起用したイメージです

 

日本で主に使用される緊急避妊薬は「ノルレボ®」と呼ばれる薬剤で、20192月には安価なジェネリック医薬品も製造・販売が開始されました。 いずれも用量・用法は同じで、避妊なしの性行為後72時間以内に服用します。服用後3~7日で、少量の生理のような出血があれば避妊に成功したと判断できます。

 

この「ノルレボ®」は2011年から販売が開始された、比較的新しい薬です。 従来は2種類の女性ホルモン

(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)を含む「中用量ピル」が使用されていましたが、避妊失敗の確率も高く、吐き気やめまいなどの副作用も現れやすいものでした。 現在では避妊効果が高く副作用も少ないノルレボ®が広く用いられています。

 

また、緊急避妊薬を処方してもらう際に必要な診察料や薬代は、健康保険が適応されないので全額自己負担となります。 必要な費用は医療機関によって異なりますが、すべてを合わせた費用の相場は、ノルレボ®処方の場合で1万円前後が目安です。

 

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